笑顔のために泣いていた
珍しいレベルの暴食をした。
お昼ご飯に食べられないかと声をかけられて、お腹はいっぱいだったのに、好きなものだし!といって食べた。
持ちかえってきたパンを食べきらなければと、夕飯を食べた後許容量がバグを起こしていた胃に5枚切りくらいのパンを2枚機嫌よく送り込んだ。機嫌がよかったのは最初だけで、すぐ処理という言葉がふさわしい自分になっていた。
明らかにおかしくなったこの状況で止まらなくなった私はそこからクッキーを8枚くらいを口に運んだあと停止した。
いったいこれ、誰が笑顔になるんだろう。
文字にしてみれば明らかにおかしいということはすぐ分かる。
それでも強烈に自分の中に植え付けられていた食べ物残すな精神と、もったいない精神と、誰かが笑顔になるならという想いが、自分を支配し動かしていた。
我慢すればいいのは自分で、自分さえ我慢すれば世の中は素敵にまわるもの。
残したものを腐らせて、それをバサバサと捨てることには抵抗があった。残すなと叱り時にはしつこく言い続けていた人が、取っておいて忘れ腐らせたものを遠慮なく捨てる姿がいったいどうしてと理解できなかった。
そんなことはしたくないと、自分の口の中に入れるようになった。
でもそれで自分自身は泣いていた。
本当はいらないし、食べなくていいし、望んでないよと泣いていた。
私たちには、頼まれたら断れないということがときにはあると思う。頼られたら嬉しいし、できることなら力になりたいと思うこともあるだろう。
そういうときでも、本当に自分が望んでいないことなら断わっていい。
私たちを大切に出来ないとき、一番傷つくのは私たち自身だから。
私たちの心や私たちの身体は、私たち自身で守っていこうね。
あと、睡眠不足は暴食のおっきなおっきな原因!!(と思われます!)
睡眠はしっかりとろうね!
おしまい。