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夢を叶えてドラえもん

ゲーム配信が、したい。そう思ったのはつい最近のことだ。
きっかけはTikTokで流れてきたYouTuberの切り抜き動画だ。アラサー2人組YouTuberが、互いに罵声を浴びせながらマリオブラザーズをやっている動画。

TikTokは薬物みたいなもので、一度見てしまうと止められなくなる代物で、気付いたら見始めて3時間くらい余裕で経過している。

みんなも経験したこと、あるだろう。

「まだお風呂入んなくていいか〜」なんてのんびりしながら動画を見ていたら、夜中の2時になっていたこと。

そういう怠惰な生活の中にも切っ掛けがあるんだから、どこにアンテナを張っとけばいいか、全く、人生ってもんは迷惑な奴だ。

幸いにも、自分にはTikTokerの友達と、自称YouTuberみたいなのが知り合いに2人ほどいた。
彼らは碌に調べもせず質問ばかり投げつけてくる自分に、実に懇切丁寧に教えてくれる。先ずは自分で考えてから質問してこいと言ってきた親や大学教授よりもずっと都合がいい頼りになる。

取り敢えずPCは自前のノートパソコン、モニターはテレビで代用するとして、足りないものはマイクとキャプチャーボード(モニターの画面をパソコン側の画面に投影させるやつ)か…と思い立ち、気軽に値段を調べてみる。

…は?

高ぇよ。そんなすんのかよ。自称無職の新卒一般男性(要はただのフリーター)には手ェ出し辛いよ。こういう時、中々に腰が重い自分にしては珍しく本気だったので、10月分のバイトのシフトを週6で提出した。まぁそのせいで体調を崩すことにもなるのですが。

後で分かった事だが、実は自分のノートパソコンではスペックが到底足りず、このままでは配信はおろか、画面を投影することすら叶わない有様だった。ゲーミングPC、そしてモニターくんも購入を検討。遂に予定金額、当初の5倍くらい上回った。こりゃ無理だ。貯金もしたいしね。
そんなわけで、当分はゲーム配信の夢を諦めることにしました。
先走って購入したマイクとキャプチャーボードを残して。
所で、ゲーム配信してる人って元の金はどこから生んだんだろう?それまで必死に稼いできた賜物なのか、親からの借金か。個人的にはそこが1番興味ある。

今となっては変にモニターとか買わなくて良かったなぁと思ってます(オススメのモニターあったら教えて下さい🙏)。

夢を叶えるのにはいつだって金が要るんだ。なりたい夢、叶えたい理想を掲げるには、それに相応しい富があることが前提の世界。夢を見る為に現実を嫌でも直視しなきゃいけない。何とも世知辛い世の中よ。

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