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母とMakuake挑戦し1163%達成まで走り切った理由を、最初から最後まで。
こんにちは。マルチタレントなどかっこいい呼び方をしていただくこともありますが、若いからこそできるやってみよう精神でただただ数々のことに挑戦ながら軸を定めようと日々奮闘している23歳、髙田理世です。
今日は私がMakuake(九州アイランド×Makuake特設ページにも掲載)を実施した理由、そして1000%越えを目指した経緯をお話ししていきたいと思います。
母のこれまで蒔いてきた種を、そのままにしたくなかった
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そもそも私が今回、Makuakeに挑戦したきっかけは何段階かに分かれています。
まず、母が一人で11年以上続けてきた料理教室が、コロナの影響を受けてこのまま終わってしまうのをみていられない気持ちを持っていました。
そんな思いから、オンラインで料理教室を実施したり、ポップアップカフェに挑戦してみたり、企業へのレシピ提供の提案をしたりと動いていました。
そんな中、私が大学5年間のうちほとんどを過ごした学生ネットワークWANという団体で実施した別のクラファンのリターンイベントが開催され、そこでオンラインを除けば初めて、九州アイランドの村岡さんにご挨拶しました。
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NPO法人学生ネットワークWANのクラウドファンディングリターンイベント
もしかしたら、という思いで母にも調理サポートのスタッフとして参加してもらっていたので、母と村岡さんも引き合わせたことを覚えています。
当時(2021年6月頃)すでに村岡さんは、九州アイランド×Makuakeのプロジェクトを数々生み出していらしたタイミングでした。
コロナで打撃を受けた生産者さんが、ストーリーをつけて販売するという新しい挑戦をしている話を聞き、「絶対Makuakeやってみたい!」と思ったんです。
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そういえば、、、その前にもうワンクッションありました
私が最初にMakuakeに真正面から向き合ったのは、実は2021年1月頃のことです。あるご縁から、広告会社の社長さんの元でインターンを一週間させていただいたんですが、、、
そこで頂いたお仕事が「クライアントにMakuakeを使った販促のプレゼンをするので、その資料を作成してみてください」だったんです。
あの時、初日を除く4日間ほど、Makuakeの成功事例を研究し、何をどう組み立てたら応援してもらえるだろう?と必死で考えたことが、今回の成功要因の一つだと思っています。
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何かにつながるかもしれない、と参加し続けた。
さて、話を戻すと、、、
村岡さんに直接お会いしたことで「やってみたい」の気持ちがぐっと高まったものの、寝る間を惜しんで考えても、Makuakeに出せる商品は見つけ出せませんでした。
なぜなら、母がやっているのは料理教室で、商品を作ったことすらなかったから。
もちろん、高級料理店の会員を集めるプロジェクトもありますが、母のこじんまりとして、アットホームな料理教室には全く合いません。
そんな悶々とした日々を送っていた時、村岡さんが何やら楽しそうなFBコミュニティを紹介されていました。九州アイランド×Makuakeのコミュニティでした。
私なんか参加できるかなと思いながらも、FBの投稿やメッセンジャーで参加したい思いを伝えたところ、快く参加させていただきました。
しかし、コミュニティに参加しただけで解決するようなことではなく……
知り合いの生産者さんや起業家の方が次々プロジェクトをスタートするのをみて、悔しくてたまらなかった。
でも、プロジェクトのローンチの度に実施されていたイベントにだけは、何かを掴めるかもしれないと参加し続けていました。
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求めてくれる人に出会えた感動…!!!!
そんなある日のこと、また新たなプロジェクトが立ち上がり、交流会が実施されました。
どうせ何もできないから……
とだいぶ悲観的になっていましたが、とりあえず顔を出していたら、自己紹介の時間をいただくことができました。
料理教室を10年以上続けてきた母がいること、そしてMakuakeに挑戦するために仲間を探していることをお話ししました。
するとその交流会終了直後。FBに友達申請してくださった方から連絡が!
Makuakeをご一緒した株式会社719(ナイク)の馬場さんでした。
偶然にも、いろいろな共通点が見つかったこともあり、盛り上がった結果、「ぜひ味付けを手伝ってほしい」と。
とんとん拍子で、工房を見学させてもらうことになりました。
このストーリーを伝えるには、Makuakeしかないと思った
そんなこんなで、出会いを掴んでからはすごく速かった。
あっという間でした。
ちょうど、癌を患っていた祖母の容態が悪くなってきていた夏の終わりに開発がスタートして、12月に亡くなる数週間前にはほぼ完成していました。
719さんは、「このままオンラインで販売しよう」と準備を進めてくださっていたのですが、このままではせっかくのストーリーやこだわりの素材を伝えきれない。届けきれない!!!!!
そう思った私は「できることはなんでもするのでMakuakeで先行販売させてほしい」と馬場さんに相談しました。
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始まった戦い!ストーリーを伝えるのは思っていたより難しかった
719(ナイク)さんが、本当につめつめのスケジュールの中、快諾してくださったおかげで、Makuakeページ作成がスタートしました。初めての商品パッケージのデザイン考案にも挑戦しました。
資金も大して無いので、商品の撮影会も、自宅で自作の撮影会を実施しました。
しかし、、、
実際にやってみると、一つの事象をどこから切り取るか?それを決めて文章落とし、さらに画像やリターンも作り込んでいくというのは至難の業。
初めてのことばかりで、719さんと一緒でなければ、決して最後までやり切ることはできなかったと思います。
他の仕事も続けながら、なんとか完成させたプロジェクトページを、何度も最初から書き直したあの毎日。なかなか辛いものがあったなと思います。
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伝えたいことを伝えたつもりだったのに……!
あまりに長くなりそうなので、ひとまず「成功要因」的なものは別の記事にまとめたいと思いますが、そうこうしているうちに、3月3日。
Makuakeプロジェクトがスタートしました。
それまでにもクラウドファンディングは、一人のメンバーとして関わったことがありましたが、自分でページを作ったのは初めて。
伝えきったつもりだったのに、あれ?なんか違うぞと。
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公開されてから、伝えたかったことから少しずれていることに気がついた。というのも、Makuakeが打ち出している一つのMakuake活用方法でもある「テストマーケティング」という点で、プロジェクト始まってみてから初めてわかったことがあったんです。
ページ作成時に想定していた「子育て世代のママ」に全然刺さない!!!!!!!!!
いや、もう本当に焦りました。
もちろん、私や母、719さんのことを応援してくれている方々のおかげで、開始45分で目標金額、24時間で目標の400%を達成することができていました。それを感謝していたことは言うまでもありません。
しかし、想定していたターゲットには全然届いてない。
どうして届けたい相手に届けられないのか!?いう焦りと、そんなことを思っていることが「応援してくださる方々に失礼だ」という自責で、メンタルがとっても心配な状況に陥っていました。
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勇気を出して連絡したら、もっと勇気をもらえた
振り返れば、テスマーケティングのためにやっていたのだから正解じゃん、とも思えるのですが、あの時の私には本当にしんどかった……
でもそんな時、恩師たちからいただいた「新しい挑戦も応援しているよ!」「素晴らしい挑戦だね!!!」そうおっしゃっていただいたことが背中を押してくれました。
負けん気が強いので、逆に、このままじゃダメだ、と思ったんです。
ここで発信をやめたら、なんのために人を巻き込んでMakuakeさせてもらってるのかわからない!!!そう思ったから、再び「応援購入をお願いします」の連絡や発信に力を入れました。
そうして連絡をしていると、思っていた以上に温かいお返事をいただけたんです。いつも応援してくださっている方が本当にたくさんいらっしゃること、すごくいいページで読み返しました、といった言葉もいただきました。
悔しさほどバネになるものはない
とはいっても、全てが甘い言葉だけではありません。
私に期待してくださっているからこそ、の御言葉もたくさんいただきました。
「クラウドファンディングはこれまでにも支援したけど、それで終わりになた事例も多く目にしてきました。期待していますよ!」
「人生でこうして買ってくださいとお願い出来るのは、基本的には一度きりだと思います。悔いのないように細やかにいろいろな方に連絡し続けるしかない」
そういった言葉が、私に火をつけてくださいました。
諦めそうになっていた自分がすごく恥ずかしかったし、
ここで終わりになるかもと、少しでも思われたことがとても悔しかった。
応援の言葉と、期待の言葉。
双方をかけてくださった全ての方に感謝しかありません。
記者さんも一人の人間である。
素晴らしい応援者の方がからいただいた言葉を胸に、どうにか発信を止めずに突っ走って、1週間ほどが経過しました。
ある程度の達成率になっていたので、プレスリリースを書いてみたものの、市役所の記者クラブではなかなかみてもらえない。知り合いの記者やディレクターさんに送っても、取り上げてもらえる様子はない。
またも谷底に突き落とされたような気分になっていた時、ふと思いついたように、高校の大先輩の新聞記者さんに連絡しました。
ジャンルが違うと思い込んでいたので、本当にダメ元でした。
なんなら、厳しい言葉で突き返されるかも、とすら思っていました。
しかし驚いたことに……
即レス・即電話で取材が決定!!!!!
びっくり仰天でした。
記者さんも一人の人間であることを思い知った経験です。
思いを伝えること、応援したいと思っていただくことほど大切なことはないですね。
さて、取材終了後、またもやとんとん拍子でネットに記事がアップされ、しばらくしてYahoo!ニュースにも掲載いただきました。
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誰も最初からテレビやテレビや新聞に載れる訳じゃない
Yahoo!ニュースに載った!!
と大興奮した私ですが、いやそうも上手くはいきません……
ネットニュース見てる人に、私たちの商品のターゲットがいなかったから。
大して伸びなかった。またまたショックでした。
あーもうだめだって思いました。
でも、諦めたらいかん!!!
発信だけは続けること数日後……なんと紙面に掲載!!
ただ、新聞で興味を持ってくれた方の多くがネットに弱い世代だったので、「新聞にデカデカと載っとったね!」「応援したいんだけどよおわからん、ごめんね」という応援の声が多かったかな…
これも実は、数字に直接はつながりませんでした。
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でもね!!!!!!!!
その1日後かな?!なんと新聞を見てくださったというテレビ局のディレクターさんから連絡が!!!
その日のうちに密着取材が決定し、数日後には福岡の朝の定番「アサデス!」で7分にわたる特集をしていただきました。
(7分のうちコメンテータさんのコメントなどがカットされてますが、現在もYouTubeでご覧いただけます)
自分達だけでやっても、決してmass(集団)を動かすことはできない
こうしてどうにかこうにか辿り着いた、応援購入総額2,326,064円、目標1163%達成、サポーター計267人、という数字。
テレビの反響はやはり大きく、またもや売り切れリターンも発生するほどでした。
でもこの経験を通して、思い知ったことがある。
それは、ある程度の数字がないと、誰もみてくれないということ。
応援してくれる身近な人に頭を下げて協力してもらうことで、ある程度インパクトある数字・結果を出して初めてメディアに取り上げてもらえるし、
いくつかのメディアに取り上げてもらっているうちに、テレビ局さんにも取材してもらえる。それを見て応援してくれる人も増える。
当たり前だけど、ファーストペンギンになる人はそんなに多くない。
たとえ想いを込めた商品、ストーリー性のある商品だとしても、信頼できるかなとか、疑心暗鬼になるのが人間だ。
そんな世の中で、商品を広く届けていくためは、まずは周囲を巻き込み応援してもらう仕組みを作ること。
一人でやっても、自分達だけでやっても、決してmass(集団)を動かすことはできない。
だからこそMakuakeというサービスがある。
そう実感しました。
Makuakeは信頼を可視化するサービスだと思う
私は、Makuakeは、購入を通して応援てもらい、信頼を可視化できるプラットフォームなのだと、プロジェクト実行者になってみて身体で実感することができました。
Makuakeの回し者ではありませんが、そんな新しい販売の形に挑戦してみたい方は是非、トライしてみてください。
最後に。
長くなりましたが、ここまで読んでくださった皆様、本当にありがとうございます。これだけは伝えておきたいことを最後に書きます。
まだまだ書き足りていないこともたくさんありますが、ここまでが(私視点で見た)私がMakuakeに挑戦した理由と、1163%まで走り切った経緯です。
ただ、ここで終わりではありません。
私がMakuakeに、いや母と挑戦をしようと思ったのは、注目されたかったとか、バズを作ってみたかったとかそんなことではありません。
私が生涯通して目指していきたい、一人でも多くの人が胸を張って生きる環境を作ること。
そのための一つの事例として、母という一番身近な存在に協力してもらったんです。
もしかしたら、今、発送を終えて、少し落ち着いているように見えるかもしれません。たくさんの人を巻き込んでおきながら、やっぱりお前もここまでか、一発屋か!と思っている方もいるかもしれない。(悲観的なのでそういう発想になりがちです)
でも、全体を見渡した時、私にとってはやっぱり、ここで終わりではない。
それは胸を張って言えます。
もちろん、Makuakeプロジェクトはひと段落しましたが、ここで得た知識・人脈・信頼の力を最大限に活かし、社会に還元していきたいと心から思っています。
これはきっと、719さんも母も、同じです。
商品自体のこれからも、もちろん大切だけれど、それはそれ。(*)
商品だけでにとどまらない、それぞれの新しい事業・挑戦が、このMakuakeプロジェクトに寄せられた応援のおかげで始まっているんです。
着地点を見失いそうですが、、、
これが、私たちがMakuakeに挑戦した理由あり、1000%を達成しするぞ!!マスメディアに取り上げてもらうぞ!
そう目標を立てられた理由だと思っています。
*オンラインでの販売や、こんな工夫があったらもっと良くなる!というアイデアは実現に向けて、魚のプロである719さんが挑戦してくださっています。
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