New Normal時代に求められる「環境分析」力とは。〜WAN University #4
なぜ今「環境分析」か。
大きな変革の起きている今、就職活動も大きく形を変えると言われています。
そのような環境下で求められる力とは、自分が置かれている環境の変化を正しく理解すること。
つまり、これまで事業戦略やマーケティング戦略の文脈で使われてきた「環境分析」という考え方が、個人にも強く求めれられるようになってきているのです。
なぜ、「環境分析」が必要なのか?
それは、自分の置かれている環境をしっかりと理解することができれば、課題設定がスムーズになる。
そうすれば、効果的な情報発信=売り込み、つまりマーケティングが可能になるのです。
1. これからの文明「開疎化」とは。
開疎化と言っているのは、一言で言えば、Withコロナ社会が続くとすれば、これまで少なくとも数千年に渡って人類が進めてきた「密閉(closed)×密(dense)」な価値創造と逆に、「開放(open)×疎(sparse)」に向かうかなり強いトレンドが生まれるだろうという話だ。
引用元:https://kaz-ataka.hatenablog.com/entry/2020/04/19/131331
2. 「SWOT分析」
私たちの経済活動は、常に環境の影響を大きく受けています。
つまり、企業であっても、個人であっても「社会から求められるものとは何か?」、それをくみ取らない限り、モノやサービスも、自分自身も売りこむことができません。
では、どのような「環境」を分析すれば良いのでしょうか?
まず、環境を大分すると、「マクロ環境(政治、経済、社会、技術)」「ミクロ環境(市場、生活者/顧客、競合)」などの外部環境と、「経営資源」「自社(自分)の強みと弱み」「企業文化(個人の特性)」などの内部環境があります。
効率的に分析するために、まず外部環境、次に内部環境という順で行います。
自分を囲んでいる環境を広い視野で見た上で、外部環境に大きく影響を受けている「自分」について考えていきます。
外部環境と内部環境を整理するフレームワークとしてよく知られているのが「SWOT分析」。
S:Strengths (自分の)強み
W:Weaknesses (自分の)弱み
O:Opportunities 機会
T:Threats 脅威
これらを外部と内部で分けると、
外部環境=機会,脅威
内部環境=自分の強み,弱み となります。
3.外部環境(OT)の分析
外部環境の機会と脅威。
少し想像がつきにくいかもしれませんが、「トレンド」「ブーム」「社会潮流」と言い換えると分かりやすくなります。
それらが「追い風」となれば機会に、「向かい風」となれば脅威に変わります。
しかし、単に現在の環境を理解しようとするだけは、有効なマーケティングとはいきません。
なぜか?
それは現在、これまでとは比べ物にならないほどの速さで、世界が、社会が、変化しているからです。
つまり、「今」流行っているからと言って、明日まで流行っているとは限らない、そんな時代が来ているのです。
そう、「未来」を想像することが求められているのです。
New Normal時代に求められる「環境分析」力とは。
前項に述べたように、これから求められるのは、未来を想像する力。
現在の社会状況を理解することはもちろんですが、そこから5年後の社会では、どのような「トレンド」「ブーム」「社会潮流」になっているか?を想像することで、それを「追い風」にする準備をしていくというわけですね。
これは、新型コロナウイルスの影響で大きく変化している今でいうと、「Afterコロナ」「New Normal」の時代を想像して、そのために準備をしていくということになりそうです。
New Normal時代をSWOT分析すると?
〜大学4年生の私の場合〜
私は今、大学4年生で、就職活動をする年です。
これまでであれば、福岡という地元にいるだけで大きなハンデとなっていました。
しかし、withコロナの今、地方という壁は非常に薄くなりました。
では、これがAfterコロナの社会になったらどうなるか?
もちろん、私の感覚的にも、これまでの就活に戻ることはないと思っています。しかし、そんな感覚だけで動き出しては、なんの信頼もないチャランポランになってしまいますよね。
だから、きちんと「これから〜な社会になるだろう」。そんなふうに考えを述べている方々の意見や、それらに対する世の中の動きをしっかりと観察していく必要があると思います。
例えば、AERA6月号でコロナ禍の就活について特集され、「現代の肖像」として、動画クリエイターの kemioさんが紹介されているそう。
ポストコロナの行方というテーマでも特集されているようなので、是非読んでみたいと思います。
kemioさんというと、私が中学生くらいの時、物凄い勢いで人気を集めていたYouTuber。
数年前から、小学生の将来の夢に「YouTuber」があがるようになっているという話を耳にしていましたが、これからのYouTuberは誰でも今すぐに目指すことができる存在。
(YouTuberの報酬は下がっているそうです。参考記事は下記より。)
だからこそ、NewNormal時代は、ものすごく限られた人だけが報酬を得られるYouTuberはほんの少しになっていくでしょう。もしそうであるとすれば、憧れの人気職種になるかもしれません。
でも、この人気職種は、「誰でも」同じスタートなのです。
年齢も住んでいる場所も関係ない。
それぞれが個を生かして発信することができるものなのです。
もしそのような職業が当たり前になって行ったとしたら、本当にフェアな時代になるでしょう。でもそのような、Beforeコロナでは「夢」のような話だったことが、現に起こり始めています。
だから私は、誰もが同じスタートラインに立たされる社会に向けて、準備をしていこうと思います。
もちろん、まだまだ分析不足でしょうが、
そもそも、分析は継続的に行っていく必要があると思います。
こうやって、社会の動きを敏感に捉えて、想像を巡らせる。
せっかく学んだ「新しい環境分析」。
今回は外部環境について考えてきましたが、自分の強みや弱みと言った内部環境についても思考を巡らせ、新しいキャリア構築に挑戦していきます。
この講義の参考記事はこちらです。🔻
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