コロナ禍の日本子連れ帰国、フランスから①出発前の準備・書類編
7月上旬現在、日本はワクチンパスポートを導入していない。そのため、ワクチン接種完了した人も、日本入国にはPCR検査が必須となる。
まずこの情報からしてハッキリしていなかった。
私の娘は4才。出来れば面倒な検査はさせたくない、と思うのが親心。幼児のPCR検査が必要かどうかを知る必要がある。どこで見たかは今となっては忘れたが、最初の頃にどこかで6才以上が必須、という情報を見たため、必要ないものだと高をくくっていた。
ところが、他の政府系のサイトを読み進むにつれて不安になる。どこにもそんな記述がないのだ。「入国者全員」とあり、子供に対する説明が一言もない。例えば「乳幼児でも必要となります」といった気の利いたセリフがあればいいのに、そういう指定はない。確かに日本語としては子供も必要、と言う意味で正しいけれど、子供はいつもどこかで特別枠なので、本当に必要ないのか不安になってきた。
それにたたみかけるように、航空会社から2週間くらいに一度、PCR検査をしないと入国できず、拒否される件が増えているから気を付けろ(祖国に入国させない日本の方針も人道的に見て非常におかしいが)、というSMSやメールが届いていた。
結局のところ、私は誰にも確認しなかったが、娘にもPCR唾液検査をさせることにした。ブログで子供にもPCR検査をさせた人の話を読んだか、そんなのがきっかけだった気がする。そして、それが正解だった。
低年齢の子供にも、PCR検査は必要です。
その次に持ち上がってきた問題は、「出国前検査証明」。
出国前検査証明記入問題
出発72時間以内に受検し、陰性であることを認める、日本政府指定のフォーマット。ということは、現地のラボの結果だけでは足りない。でも、バケツリレー的に検査をしている会場では、きっとそんなことは対応してくれない。ブログ等で体験談を語っていた人も、その証明書をラボで書かせることに苦労していた。
そこで私が取った手段は、かかりつけ医に書かせること。ちょうど9月からの来年度の課外活動に必要な健康診断書が必要になるし、この際まとめてお願いしてしまえ!ということで、依頼したら問題なくOK。出発前日にアポを取って書いてもらった。
日本に到着して、この書類を提出するところでは、誰が検査をしたかどうかは見ていない。陰性かどうか、判子とサインがあるかどうか、くらいしか見ていないようで、原本も持って行ったが見もしなかった。
そんなチェックの仕方では、正直自分で書いて、適当に判子とサインしたら十分だったのでは、と思わずにはいられなかったが、出発前のカウンターでも求められたので、もちろんちゃんと書いてもらわなければならない。
結論から言えば、この文書さえ準備しておけば、パリ発でANAを使う人は、日本には入れます。
誓約書
在仏日本大使館では、「出国前検査証明」、「誓約書」、「質問票」が必要とあるが、現地で必ず必要なのはPCR検査と検査証明の記入のみで、誓約書は飛行機でもらえます。しかも数時間にわたって日本の空港内をウロウロするのに便利な、4ページを1枚に両面印刷したもの。
友人が誓約書のコピーも持って行った方がいいか、と聞いてきたが、全く必要なし。私も自分で持っても行きましたが、印刷設定を間違えて、4ページ片面印刷したものをホチキスで留めなかった、という非常に面倒な形を2人分、だったので、正直飛行機でもらえて助かりました。
ただ、私が使ったのは日系航空会社だったから、そういうサービスがあったのかも。そういう意味では、用意していった方が良いかもしれませんが、その際は4ページを一枚の紙に、片面2ページずつ両面印刷しましょう。
質問票
「質問票」に関しては、出発前に一番役に立ったブログで、座席番号が分からないと記入できないとあったので、出発当日、CDG空港で荷物を預けた後に回答。空港のカウンターでこれに記入するように案内の紙を渡される。そのあとに、必ずこのQRコードを保存。私はスマホでスクショしましたが、それで十分です。念のためメールとかで送ってくれれば良いのに、と思うけど、そこはお役所なので諦めて、2人分回答してスクショで保存しました。
これでとりあえずはフランス出国準備完了。フランスがロックダウン完全解除した6月末だったけど、ほとんど免税店が開いていない通路を抜けて、飛行機に乗ります。
空いているとは聞いていたけど、ここまで空いているとは…と思うくらい人が乗っていませんでした。多分5分の1も埋まってなかった気が。エコノミーに乗っていた人たちほぼ全員が、3人席に横たわって寝ていけるくらい空いていました。いつもこれくらい空いていたら良いのになぁ。
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