見出し画像

コロナ禍の日本子連れ帰国、フランスから。Noteを始めるに当たって


2020年2月、奇しくもコロナウイルスが世界を騒がせ始めた頃、私は当時3才の娘と日本に来ていた。そして、まさかその後こんな世界になろうとは、誰も想像しなかったと思う。

それから1年以上が過ぎ、娘が毎日のように日本に行きたいと行っていた頃、日本の両親のワクチン接種の目処が立ち、日本行きのチケットを買った。そのときはまだ自分のワクチンがいつになるかは分からなかったが、現在住むフランスでのワクチン接種が順調だったので、あまり心配はしていなかったら、本当にその直後にワクチン接種が出来た。奇しくも両親のワクチン接種と同じ日だった。ちなみに私は20年春にコロナに罹っていたため、ほんの少し抗体が残っており、接種は一回で完了。

本来なら久しぶりに帰れる嬉しさで、ワクワクしながらお土産を買ったり、旅行の計画を立てながらその日を待つのだが、今回はそうはいかない。フランスは21年6月下旬現在、日本政府より変異株流行地域に指定され、日本到着後、3日間のホテル監禁、その後11日間の自主隔離をしなければならない。何より恐ろしいのは、入国時に求められる日本政府からの指示の多さと、4歳児との一歩も外に出れないホテル監禁。果たしてその難関を乗り越えられるのか…?

とはいえ、日本に帰国する人がゼロにはならないはず、と思い、体験談のブログ等を探してみたところ、やはり数が少なく、投稿された日にちも数ヶ月前だったりして、リアルタイム感に欠く。パリの友人からも、帰国したと言う人の話はほとんど聞かない。恐らく私が帰国のトップバッター。情報が足りない不安感を抱えたまま、できる限りの準備、言い換えてみればやり過ぎなくらい準備して、出発直前はストレスで家族に八つ当たりしながら、日本へと出発した。

ホテル監禁中の生活をインスタグラムにあげたり、Facebookに投稿したりしていたが、驚いたのは知らないところで多くの友人が日本帰国を計画していて、同じように不安を抱えているのを知った。最初はいちいち投稿に返信していたが、だんだん内容がかぶってきて、いっその事ブログ等で必要な人にシェアしてほしい、と思うようになってきた。

そこでNoteがいいのでは、というアドバイスを得て、初のNoteの文章を書いている。一日も早くこんな情報が必要ない日を夢見つつ、これからフランスから日本へ帰国する人たちへ、特に小さな子連れの人たちへ、これから書く文章が役に立つことを祈っている。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?