衣谷日記(ゆうにっき)

衣ヘンに谷と書いて衣谷(ゆう)といいます。 日頃気づいたことや、撮ったもののことを書いています。アマチュア・ミュージシャン🎤アマチュア・ランナー🏃アマチュア・街歩き🚶‍♂️ 長崎市内在住/アラフィフ

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最近の記事

アラフィフの記憶力

アラフィフともなると、すっかり記憶力が弱まった。「覚えておく」必要性がないからだ。 受験がない。日々の暗記テストもない。辞書を引かなくてもスマホで調べればいいし、それを咎める者がいない。 若年性の認知症があると聞いているが、まぁそりゃそうだろう。年齢は関係なく、使っていない能力は衰えていく。 最近、痛烈な記憶力の低下を感じたのは、妻との会話中、お笑い芸人のコンビ名がパッと出てこなかったことだ。 俺「芝だろ。もう1人は、ともしげ、ね。」 不思議なもので、ひとりひとりの

    • 楽しかった保育園ハロウィン

      子どもたちがお世話になっていた保育園は、ハロウィンの仮装にとにかく凝っていた。 お迎えのため園庭に入ると、 「あら、お父さんおかえりなさい!」 と声をかけてきた保育士は、ラグビー日本代表・五郎丸選手(女性・推定30代)だ。ハゲヅラをかぶっている。 「す、凄いっすね…」 不意打ちに驚く。同時に、普段の姿を完全に消し去るレベルの仮装に感心した。引きつった笑顔で、声にならない返事をするので精一杯だった。 教室から息子を連れてきたベテラン保育士(女性・推定50代)は、オバ

      • 牛丼の特盛をオーダーしたい

        ずっと以前、日本経済新聞のコラム『私の履歴書』で取り上げられていたのが、吉野家の牛丼「特盛」の誕生エピソードだった。 「盛りを増やしてみたら大ヒット」なんていう単純な話ではなく、開発当初は社内からの猛烈な反発に遭ったという。担当者は「損失が出たら身銭を切って補填する」と腹をくくって押し切ったそうだ。 結果は言うまでもない。1991年10月に発売されると大ヒット商品となった。今や家庭でも「特盛で」と言ってゴハンを催促する場面もあるだろう。特盛は日常に溶け込んだ。 しかし、

        • ミステリーのタイトルを思い出せない

          数年前に図書館で借りた本のタイトルが思い出せなくて困っていた。『ナントカに吹く風』だ。 海外の短編ミステリー小説で、軍人の綽名のようなタイトルだったことだけはハッキリと覚えているのだが、肝心な部分がモヤで覆われている。 登場人物は兵士で、主人公の名前は・・・まったく覚えていない。 そこで軍人の異名っぽさだけを手がかりに、架空の場面を脳内に思い描いてみることにした。主役級の人物みずからが、自己紹介代わりにタイトルコールしそうな気がしたのだ。 脳内劇場に登場したジョン(仮

          【EarPods】Zoomミーティングから即離脱する方法

          iPhone純正イヤフォン・EarPods有線のiPhone純正イヤフォンをよく使っています。 初期のiPhoneに付属していたEarPodsは、それはそれはもう評判が悪く、音の大事な帯域が削りとられてスカスカした聞き心地のイヤフォンでした。 しかし!iPhoneの世代が進むにつれて、付属するEarPodsの音質も着実に向上。「ちゃんと低音が聞こえる!」というレベルになり、普段づかいはEarPodsでいいや〜と思えるようになりました。 数世代前のモデルだけど、箱の中に眠

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          吉田美香さんの囲碁観戦記は読み物

          吉田美香さんの囲碁観戦記の魅力囲碁のことは全くわからないし、吉田美香さんのこともよく知らない。しかし、吉田美香さんの書く囲碁の観戦記が大好きだ。 一般的な観戦記は専門用語がひしめいていて、まるで暗号文を読んでいるかのような印象を受ける。 限られた紙幅に、対局の見所をぎゅっとまとめているわけだから、専門用語を盛り込んで最短の文章を仕上げるのが効率的だ。そのため自ずと「わかる人だけがわかる」文体に落ち着かざるを得ないのだろう。 しかし吉田美香さんの観戦記は違う。 一般的な

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          座ってA4サイズの箱に線をくっつけるお仕事

          求人情報誌を読んでいる妻。 妻「こういう、お仕事どう?」 オレ「どんなの?」 妻「座ってA4サイズの箱に線をくっつけるお仕事」 オレ「え?」 妻「だから。座って、A4サイズの箱に、線を、くっつけるお仕事」 オレ「へ?」 妻「座って  A4サイズの箱に  線を  くっつけるお仕事」 オレ「ちょっと見せて、それ」 妻「ほら」 この謎の求人をみつけて以来、4年が経過。今なおその実態は不明のままである。

          座ってA4サイズの箱に線をくっつけるお仕事

          巨大な鳥の羽根を帽子に飾っている男の話

          羽根つきの帽子といえば、チロリアンハットを思い出すだろう。ハイキングや山登りと聞いて連想するあれで、側面にちょんと小鳥の羽根が飾られた帽子のことだ。 しかし、これはどうだろうか…とバスの座席で目の前にある一本の巨大な羽根を、わたしは眺めている。 彼の登山帽に飾られた鳥の羽根は、明らかに大きい。 ひとつ前のバス停から乗り込んできたこの男は、わたしの方をめがけてスルスルと近づいて来て、すぐ前の座席にどっかと腰を下ろした。まるで引き寄せの法則でも働いているようだった。 結果

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          トレイかトレイでないか

          カラオケボックスのドリンクバーにトレイが見当たらなかった。 平日のわりにお客が多かったようで、食器の返却コーナーはカップやストローで溢れかえっていた。使用済みのトレイは山積みだった。 温かいドリンクと冷たいドリンクの2つを持って上の階に向かいたい。やはりトレイを使う方が無難だろうなぁと、未使用の1枚を探してキョロキョロしていたところ、タイミング良く店員が通りかかった。 「あのすみません。トレイってありますか?」 初めて見る顔の店員だった。彼女はこう答えた。 「あっ、

          トレイかトレイでないか

          インパクト看板

          ちくわ工場いつもジョギングしている道を歩いてみたら、大きな看板があることに初めて気づきました。 「ちくわ工場」。赤に白字で筆を走らせた、まるで掛け軸のような迫力。これがもし床の間に飾ってあったらと想像するだけで、ゾクゾクしてしまいます。 他に「ごぼ天工場」があると嬉しいなぁ。 音の出るストラップところで以前、これに似た迫力ある看板を撮っていたので紹介しておきますね。「音の出るストラップ」です。 鼓膜が破れるほどの音が出そう。 それでは、また!