中東・カタールとはどんな国？

1993年、日本代表がW杯初出場を目前に涙を飲んだ「ドーハの悲劇」。この言葉は今も多くの日本人に記憶されていますが、その舞台となったカタールのことをどれだけ知っているでしょうか？

カタールの概要

カタールは、中東のアラビア半島北東部に突き出した半島に位置し、南部ではサウジアラビアと国境を接し、それ以外の領土はペルシャ湾に囲まれています。国土の大半が砂漠地帯である一方、美しい都市景観も魅力です。

①面積と人口
カタールは面積がわずか11,427平方キロメートルで、秋田県よりもやや狭い国です。しかし、この小さな国には305万人（2024年8月時点）以上が暮らしており、年々人口が増加しています。その多くを外国人労働者が占めており、独自の活気ある経済と文化を形成しています。

②気候
カタールは典型的なアラビア半島沿岸部の気候であり、特に夏（7月-8月）は50℃を超えることもあります。冬（11月～3月）は20～25℃程度と比較的快適で、観光やアウトドアに最適な季節です。

③宗教
イスラム教を国教としているカタールでは、一部のホテル内にあるレストランやバーを除き、酒類は提供されておらず、豚肉を使用したメニューも禁止されています。また、金曜日はイスラム教の休日のため、カタールでの週末は一般的な「土日」ではなく、「金曜日と土曜日」になります。 さらに、ラマダン（断食月）には、約1ヶ月間の断食が行われるため、日没まで屋外や人目につく場所での飲食は控えることが求められています。服装に関しても、肌の露出が多い服装などはカタールでは控えた方がいいでしょう。

④言語
カタールの公用語はアラビア語ですが、人口の約9割を外国人が占めているため、英語が広く通用しています。そのため、日常生活や仕事、観光においても基本的に英語で困ることはありません。特に公共機関や商業施設、ホテルなどでは、ほとんどのスタッフが英語を話すため、外国人にとっても非常に住みやすい環境が整っています。

日本ではあまり馴染みのない国、カタールですが、急速な開発により近代的な都市が次々と完成しています。一方で、美しいビーチや広大な砂漠といった自然の魅力にも溢れており、リゾート感漂う海岸線や砂漠でのアクティビティを楽しむことができます。このように、伝統と近代化、そして自然が絶妙に調和したカタールでビジネスを展開したい方は、info@riverstonesqa.comまでお問い合わせください。