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絵を描き続けるということ

絵×仲間

2022年1月
私はipadを購入し、イラストスクールに通うこととした。
3時間で課題を完成させ、最後は全員の作品を見て回るという授業。

『絵を描くのが好き』『絵がうまくなりたい』『私はこの表現が好き』

どの作品にも『絵描きの思い』が詰まっていた。

教室には様々な年代の人が集まっていた。
積極的な性格ではないが『絵がうまくなりたい』『絵を描く友達がほしい』という気持ちが勝り、『参考資料を教えてくれませんか』『この色塗りはどうやってするのですか』など話しかけた。

毎週、ポツリポツリと話しをするうちに、私を含めて6名(40代~60代)が仲良くなった。

大好きな絵を語る会

仲良くなって3か月ほど過ぎたころ、ランチ会をする事になった。
仕事と子育てしかなかった自分に、趣味の友達ができた事が本当にうれしかった。

その後は、映画鑑賞会や飲み会なども定期的にするようになった。
話題はもちろん絵の事だ。『大好きな絵を語る会』が走り出した。

『大好きな絵を語る会』-アジェンダ
① 練習量(時間×テキスト)
     →   人間の骨格・筋肉からわかるテキストの存在
  → 早朝のルーチンに取り入れる兵が出現

② 好きな作品・作家さんのここがすごい!
  → 本を持参してプレゼン

③ 『描きたい!描くぞ!』
  →   旅行記・妖怪もの・昭和レトロ・オリジナルキャラ…
    漫画描いて 『少年ジャンプ』新人賞に応募(私の発言)

絵の描き方は自由だ。

皆、描きたい絵や手法が違っていた。だから意見交換が楽しかったし、参考になった。

メンバーの中に『生成AI』で絵を描く人がいた。最初はAIの技術に感心していた。
しかし、『生成AI好きな人』の発言が、会を重ねるごとに激しくなっていった。

『生成AI好きな人』

この表現は『生成AI』で1秒でできる(卓球・ビルの破壊)

線画や塗りの時間がもったいない

リバーさんは絵を始めたのが遅いから、AI使わないと間に合わない

少年ジャンプに間に合わないのか

ルックバック

描いた絵や描きたい絵を『生成AI』と比較されることで、集まる機会は減り、最終的には無くなった。

せっかくできた友達を失うのが悲しかったし、執着していた。

なんとか『お互いを認め合う会』にできないものか。
初めて私から提案をした。

久しぶりにみんなで映画鑑賞しませんか?
『ルックバック』見に行きませんか?

SNSグループ投稿で呼びかけ

絵を描き続けるということ

『ルックバック』鑑賞の提案は、『生成AIの人が参加するなら行かない』という返答が集まった。※本人は参加したいと連絡あり

結局、ひとりで観に行った。

藤野が絵を描く後ろ姿・京本の絵への情熱
『描き続ける』…これは原作者の藤本タツキさんの思いだと解釈

2024年8月現在
イラストスクールで仲良くなった5名全員が、
スクールを辞めていて、話す人がいない。

私もスクールは卒業しようと思う。

しかし、絵を描く事が楽しい。
もっと絵がうまくなりたい。
そして漫画を描きたい。
誰かが笑顔になる漫画が描きたい。

だから、ひとりで絵を描き続けようと思う。

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