リチウムをご存知だろうか?
化学で習った〝すいへいりーべ〟の
Liである
わたしは音楽が好きなので
『リチウム』というと真っ先に思い出すのは
ニルヴァーナというバンドです
初めて買ったニルヴァーナのCDに
収録されていた曲が『リチウム』だったのです
このリチウムという物質は
双極性障害の〝躁〟を抑える薬として
わりと古くから使われています
しかし、何故効くのが解明されていない
謎なお薬でもあります
また劇薬指定されているからでしょうか
前回にも書いた
リチウムに対する罵詈雑言が書かれいたnoteは
『リチウム電池を飲んで平気かしら?』
と題されていました
もちろん
書いた方もわかっているように
電池と一緒ではないです
リチウムは
ほとんどすべての脊椎動物の体組織や体液中に
含まれている物質です
マグネシウムという
これまた化学記号を想起させる物質が
健康食品やサプリメント、便秘薬に
使われているのと一緒です
実際にわたしも
このリチウムがあの〝リーマス〟であることを
2年前までは知りませんでした
しかし
リチウム=リーマスという認識がなかっただけで
リーマスという名前は
同じ双極障害Ⅰ型の母から聞いていた名前です
たぶん子どもの頃なので何十年も前にです
その時に母が言ったのは
『リーマスはいい薬よ』
たぶん、母にとって悪い薬は
ユーロジンやハルジオンだったように記憶しています
わたしは、薬がすごく嫌いでした
今も好きではないけど
一生、薬を飲み続けることを容認しつつあります
どのくらい薬を毛嫌いしていたかというと
双極性障害が酷くなる前には
『人間には自然治癒力があるから』と
風邪薬を飲むのも拒否したくらいです
その原因として母が飲んでいた精神薬があります
わたしは、あまり子どもの頃の記憶がないのですが
強烈な記憶の1つに(断片的な記憶はある)
母が薬で朦朧となり脱糞して
父がその片付けをしていた
というのがあります
とにかく薬に対して良いイメージがないし
信用していませんでした
実は、入院する前の年の秋頃に
別の大学病院の精神科を受診したことがありました
症状としては〝鬱〟です
当然カウンセリングで双極性障害と言われました
(母の病気のことや気分の波を正直に話したので)
しかし
薬を一生飲まなければいけないというのに
すごく抵抗がありました
すごく悩んで悩んで
薬を飲まない選択をしたのです
その選択が正しいのか間違っているのか
今はまだわかりません
次回の診察では薬についても
もう少し詳しく聞こうと思います
ちなみに、リーマスによる副作用と呼べるものは
今のところ出ていないので
もしかしたら、わたしにとっても
『リーマスはいい薬』なのかも知れません