【続・認知症ミツコ】退所圧力の中で、もがきながら決定したグループホーム
2023年4月
要介護２の母。
有料老人ホームへ入所（10ヶ月目）。
有料老人ホーム入所からちょうど１年。
前回、グループホームへの引っ越しを決めたという記事を書きました。
認知症が進んでしまい、身の回りのことが難しくなってきたことと、夜間の問題行動が続き、他の入所者さんへ迷惑をかけることが多くなってきたことが主な理由です。
３か所の見学を経て、「ここは!!」というグループホームへの入所を決めたところです。
この記事では、グループホームとは??というお題で覚書をしておきます。
グループホームとは、認知症の方（障害者施設はのぞく）が、共同生活をおくるための施設。
ここでは、認知症の方の施設として残しておきます。
「認知症対応型共同生活介護施設」とも呼ばれ、専門スタッフの支援を受けながら、自立した生活を目指す、というもの。
★グループホームの条件★
1.認知症であり、かつ要支援２以上であること
2.入居予定のグループホームの市町村に住民票があること
その他、共同生活に不向きな方も断られるケースがあります。
母は、1.2に該当するので入居条件としては問題なし。
夜中にウロウロするものの、現時点は特に暴言を吐くなどといった行動もないため、まぁ大丈夫かな？とは思っています。
これから一応の面接はあるそうですが、ほぼ入所は決定したところです。
そんな中、今の有料老人ホームから姉に電話があり、
「夜中に歩きすぎてしまい、昼間は寝てばかりいる。
他の入居者さんのこともあるので、病院で眠剤を出してもらいたい。」
と依頼されたそうで。
「次の診察日が10日後なので、その時に相談します」
と、姉が答えると
「もう少し早く行けませんか？他の入居者さんの・・・（迷惑になる）」とのこと。
はぁーーーー(泣)
姉にはお世話になってしまうが、少し早めに病院行ってもらうことになりました。
恐らく夜の間、かなりのお部屋に出没しているのでしょう。
もちろん母のせいではないし、誰のせいでもないのですが。
でも、やはり有料老人ホームという場所では「厄介者」という事実。
今はもう、あの場所にはいられない。
出て行って欲しいムード満載・・・・
でも、誰も悪くない・・・
夜寝る時にふと思う。
今日も、うちの母は何もせずに過ごしていたのだろうか。
そして、今も歩き回っているのだろうか。
考えたら切ない。
そんなことを思いながらも、すぐ寝ちゃうんですが!!
さて。グループホームに入居に向けて準備したこと。
可愛い猫のお茶碗を発見した、とのこと。
という訳で、母、姉、私の3人でお揃いにすることにしました。
１年前は、「姉妹で考えて考え抜いた施設」から、こんなに早く引っ越しをするとは思っていませんでした。
終の棲家とまでは考えていなかったけれど、もう少し長い間生活できることを想定していたので・・・
子供の成長はもちろんですが、親の老化スピードもなかなかのものですね。
そして、全然思い描いたとおりにはいかない。
とにかく早いことお引越しをしなければ。
<これまでの経緯>
これまでの経緯は、kindle本でも読むことができます。
https://www.amazon.co.jp/dp/B0BRYVHTCN
2022年６月５日
無事に東京から札幌の有料老人ホームへ入所しました。
母 : ミツコさんの認知年表
1937年1月 北海道生まれ 88歳(2025年2月現在)
2005年12月 配偶者 (私の父) 他界
2007年3月 好きな人(=パートナー)と東京で暮らし始める
( ～14年間、東京下町でパートナーと暮らす )
2021年4月 東京駅にある銀行からお金を全部下ろすと騒ぎだす
2021年4月頃 難聴がひどくなり、話が通じなくなる
2021年6月 銭湯に行かなくなる
2021年8月頃 料理ができなくなる
2021年9月頃 コーヒーすら淹れられなくなる
2021年10月 なんとなく痩せてきた
2021年10月 江東区の地域包括ケアセンターへ相談
2021年12月 医師の訪問、認定員の訪問
2021年12月 要介護２の認定
2022年2月 江東区へ特別養護老人ホームの申し込み
2022年3月 デイサービス開始するものの、一回行ったのみ
2022年3月 札幌の施設も視野に入れて動きだす
2022年4月 札幌へ転居することを決め、施設探し
2022年5月 姉宅の近所にある介護付き有料老人ホームを契約
2022年6月 札幌へ転居、介護付き有料老人ホーム入所
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