海外で体外受精:採卵後にありがちなこと、気をつけること
チェコのIVFクリニックBにて経験したことを中心に採卵後あるあるをまとめました。
採卵の次はいつ来院?
新鮮胚移植であれば6日後また来院して移植ですが、私の場合43歳という年齢もあって、全胚凍結&着床前染色体検査(PGT-A)で進めてました。
この場合、採卵を終えたら次周期まで診察や相談に来院する必要はありません。
採卵日、どれだけ痛む?
採卵当日は安静を命じられます。仕事は当然病欠。
私たちは、そのまま夫の実家へ直行するために一部電車で移動しましたが、可能であれば車でクリニックから直接回収が理想的です。
9個採れた私は最低9回は膣壁~卵巣をぶっ刺されたということになるので、時間が経つごとにそれなりの痛みが出てきます。
足を踏み出すたびに、生理痛とは違う鈍痛を下半身に感じ、立ったり歩くのもきつくなります。
痛み対策
痛みそのものは、一般的な鎮痛薬、こっちだとパラセタモルで十分対応できます。
私は夕方になって辛くなってきてから初めて一錠飲み、トイレとか食事など、動くのは必要なことのみにとどめ、ずっと横になってました。3日目くらいまでは、数時間に一度、痛くならないように痛み止めを飲んでいたのでいつから痛まなくなるのかはわかりません。
この採卵周期では知らなかったけど、後でYouTubeで生殖器のヒーリング音楽を見つけました。
気休めかもしれないけど、目を閉じて聴いてるとめっちゃリラックスできました!
採卵後気をつけること
1. OHSS(卵巣過剰刺激症候群)と予防法
私のように高刺激の人、卵胞が多い人は、エストロゲン(卵胞ホルモン)過多でOHSSになるリスクと隣り合わせです。
妊娠して発症すると長引いて生命の危険もあるので、新鮮胚移植を計画してても、血中エストロゲンが高すぎる場合、同周期での移植はナシになります。
ちなみに採卵から4日の間に発症しやすいんだそうです。
予防のコツとして、タンパク質を多めに取ると、水分がお腹や卵巣に溜まるのを防いでくれるんだとか。
急にお腹周りが太る
体重がいきなり増える
おしっこの回数や量が極端に少ない
こういう症状が当てはまったらすぐさまクリニックに相談してください!
2. 便秘
よくあることらしく、採卵を経験して初めて知りました。
排卵後の卵胞は黄体(corpus luteum)になってプロゲステロン(黄体ホルモン)を出します。採卵した卵胞は全部が黄体になるので、プロゲステロン過多になって便秘を起こすんだそうです。
対策としては水を飲むほか、マグネシウムを摂ると良いと医師に言われました。magnesium citrateが特に便秘対策に効くらしいです。
3. 避けること
激しい運動。直後はさすがにできないと思うけど(笑)
ヨガやストレッチするなら、卵巣が腫れてる状態なので、体幹をひねる動きは入れない。卵巣が捻転すると大変。
プール、お風呂、性交渉は卵巣が癒えるまで避けたい。
採卵後初の生理がきて、さすがに癒えたかなと思った頃に夫婦生活再開したら、そのせいかはわかりませんが膣カンジダになって(痒すぎて)辛かった…。
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