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移植周期2 Day 22:胚移植完了と44歳の誕生日

移植前日、やっと夫が合流、現地滞在も残すところあと1日です。
家主と同居で間借りしてた部屋もじゅうぶん快適でしたが、夫と二人になるので、すこし奮発してジャグジー風呂付きの貸し切り物件にグレードアップ、一晩だけの贅沢を楽しみました。

移植当日

クリニックでの施術には、基本的にナイトガウンを持ってくるように言われますが、長いTシャツやワンピースでもいけます。
私は新調したニットワンピで、夫はシャツにネクタイをして参上しました。
いつも早朝にある採卵と違って、胚移植の予約は朝遅めです。

実は院長先生はもともとこの週クリニックでの勤務予定がありませんでした。休暇だったのか出張のためかはわかりませんが、この日は私の移植のためだけに出てきてくれるんだよ、とコーディネーターから再三言われていました(笑)
いや〜、ありがたいことです。

そのコーディネーターがなんと移植当日病欠で、もう一人の外国人担当コーディネーターが案内してくれたわけですが、初対面ながらこちらを緊張させない神対応。
ここのクリニックではどのスタッフも感じがよく、顧客第一の心のこもった対応をしてくれるのが素晴らしい。

2回目の移植体験

移植室では、少し遠くのモニターに私たちの胚の姿が!
先生いわく「融解後の劣化もなく孵化が再開したよ」とのこと。
クリニックB同様、看護師がお腹にエコーのプローブを押し付けて子宮を画面に映したら、まず子宮内膜の状況をチェックします。

先生から「9ミリ、完璧な厚さだ」とお褒めいただき、続いて柔らかいカテーテルを子宮口から挿入、ちくっと痛みが走ります。

画面から胚の姿が消えて培養士が胚を持ってきたら、間もなく移植完了!「10分安静ね」と言われます。

前回は安静は必要ないという研究を受けて5分でトイレに行かせてもらいましたが、ここではつべこべ言わずに院長先生の言う通りにするが吉というムードになり、おとなしく待つことにしました。

待っている間は夫と二人きり。いや、胚=私たちの赤ちゃんの素と三人と言えるかもしれません。
夫は機器を触ったり培養室を見に行ったりと好き勝手していましたが(笑)

10分経って開放され、終わりの手続きのために荷物をまとめて出てきた頃には、院長先生はすでに帰ってしまっていました。
忙しいのに本当ありがたいことです。

移植レポートとこれから続けて飲む薬剤の処方箋をもらい、会計を終えたら、前クリニック同様「妊娠判定結果を知らせてね」という流れで終了。

移植後の鍼治療

クリニックを出てお昼ご飯を食べたら、ゆっくりしている暇はありません。
次には鍼が控えてますから。
お昼を食べたらすぐバス乗り場までスーツケースを転がしながら走るはめになりました。移植したばかりなのに(泣)
鍼治療院のある市に1時間かけて移動し、無事、移植直後の鍼治療を受けることができました。

が、仕事はまだ終わりません。
夫の実家に移動する前に、薬局でTWW(Two Week Wait、妊娠判定までの2週間)中に続ける薬剤を買っておかないといけないのです。
治療院を出てからソッコー薬局に駆け込んだものの、混んでるわ、在庫が足りなくてほかの店舗とはしごすることになるわと大忙しでした。

TWW開始

これで、移植という一大イベントも2回目を終え、TWWに入りました。
この2週間気が気でないという人もいますが、逆にいえば、次の手を考えようがないので、しばらく何も考えずに過ごせる時間でもあります。

今回、その週はまるまる休暇を取って、2週間のうち半分を遊んで過ごしたのは良い作戦でした。仕事に戻ったら1週間でもう妊娠判定日ですからね。

ちなみに偶然ながら移植の翌日は私の誕生日w
ほぼ一年を不妊治療に捧げた43歳が終わり、40代も中盤に突入してしまいました。


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