海外で不妊治療:ギリシャのクリニックで体外受精に進む? やめる?
後付けですが、ギリシャのクリニックAで受けた対応を一つ一つ評価してみると、
役に立ったもの
子宮内フローラ検査:ウレアプラズマ対策ができた
対ウレアプラズマの抗生剤
尿路感染症対策の抗生剤:治ったので
医師と直接メールできて、割とすぐ返事くれるのは得だった
採卵周期前からメラトニン2mg服用っていうアドバイスは、しっかりリサーチしたうえで取り入れました
害はないが必要なかったもの
性病検査:法律で義務付けられてるらしく、他のクリニックで同じ検査を無駄に繰り返すことになってしまった(一回100ユーロ程度かかる)
通水検査:子宮の形がやや弓状ってことを確認した程度
ESHREも推奨してなくて意味なかったもの
子宮内膜スクラッチ
精子DNA損傷検査
免疫検査
勧められてやらなかったもの
子宮鏡検査
採卵周期前からステロイド10mg服用
採卵周期前から葉酸(folic acid)5mg服用:推奨摂取量は400μgなので、5mgは多すぎです(笑)
ぶっちゃけわざわざギリシャに飛ぶ必要のある内容じゃなかったね(笑)
もしや私たち、このクリニックの営業手法に引っかかっただけ?
「原因不明不妊なんてものはない、調べましょう」と豪語
なんだか凄そうな検査オプションを提示
「2日間だけ」っていうハードルの低いステップを勧める
その延長線上で自分とこでの体外受精に引っ張る
メールを読み返すと確かに、「検査してから最適な体外受精プランを考えましょう」という一言も(文末に)あった。
でもね。結局お客は印象がすべてなんですよね。
そして肝心の体外受精プランは
高刺激、新鮮胚移植
受精卵少ない場合は新鮮胚移植せざるをえないのはわかります。
でも異常胚が大多数になる40代にPGT-Aの可能性を視野に入れずに新鮮胚移植って方針は今なら素人目にも違う気がします。
実際、同じギリシャでも他は口を揃えて、高AMHの人には高刺激→PGT-Aだった。
PGT-Aして凍結胚移植っていう方針だと最低2回行かないといけないから、最初は言わずに、やはりハードルが低めでコミットしやすい、1回で完結するプランを出したのかな、なんて邪推したくもなります。
最後まで、医師の上っ面は良かったです。口が上手いというか。
クリニックを後にしたときは、正直、不満や疑念はあるけど、残された時間は少ないし、ここで丸一周期やってみるのがいいのかな…って思ったくらいですから。
でも軽々しくステロイド出してきたところで目が覚めたというか、薄さが透けて見えてきた気がします。
ステロイド、テンプレ薬剤リストに入ってたし(笑)
やる必要もない免疫検査→NK細胞を理由にしてステロイド っていう道に最初から誘導されてた可能性も。
ま、あくまでも憶測の域を出ないけど!
結論、クリニックAに戻ることはありませんでした。
当時は本当に無知で、とにかく前に進みたかった。
初ギリシャで少し観光もできたし、懐には痛かったけどいい経験と思い出ができたということで。