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始めてメカニカルキーボードを買った話
これはキーボード沼の始まりか
私がいきなりnoteを書き出した要因の1つに、パソコンのキーボードを新調した、ということがあります。
今回はそのキーボードの感想を書いてみたいと思います。レビューとかいってスカそうかと思ったんですけど、レビューって他との比較あってこそだと思うので踏みとどまりました。
購入したのはKeychron というメーカーのキーボードです。普通に生きていたら知ることのないメーカーだと思いますが、ITエンジニアとかガジェット系好きな人にはまあまあ有名な新しめのメーカーです。
そのメーカーの、K3という名前の機体。
ロープロファイルで75%サイズでメカニカルで赤軸でUS配列。普通に生きていたら何のことかさっぱりかと思いますが、その筋の人なら明確にどんなスペックか伝わったかと思います。
プロファイルというのはキーの高低のことで、ロープロファイルは高さが低めです。なので薄めの機体。
75%サイズというのは100%のフルサイズキーボードに対してキー(ボタン)の数が25%くらい少ないです。ちなみに100%だとテンキー(電卓みたいな数字キー部分)も入るので結構横長になりますが、75%だとそのあたりがばっさりなくなります。
メカニカルというのはキーの構造で、バネが入っていたり押し心地を良くするための機構を持っています。
メカニカルの中でも押し心地の違いで色々な「軸」があって、その中の1つが赤軸です。他には茶軸とか青軸とかあります。赤軸は押した時に静かめでスッと沈む感じ。静かとはいえメカニカルの時点でノートPCの薄いキーボードに比べるとかなりうるさいですが。
US配列ってのはそのまんまアメリカ人とか英語圏向けのキー配列ってことです。日本語配列の場合はかなと英語の切り替えキーとかあるけどUS配列にそんなものはありません。「@」の位置が違うとかは結構大き目な違いかも。
このようなキーボードを買いまして、相棒のiPadに接続し、このnoteを書き殴っている次第です。
見た目(トップに貼ってあるやつ)
かっけぇ・・・。escキーのオレンジがとってもおしゃれ。enterキーもオレンジだったらなおよかった。
キーキャップはすぐ取り外せるので他のものと変えたり、外したやつを自分で塗装するとかもすぐできます。でも私はオリジナルのが使いたいのよね。
2週間使ってみた感想
相棒のiPadに接続して約2週間、使用感とか思うところは下記のとおりです。
先に書いたスペックの順番でいきます。
・ロープロファイル
会社ではノートPC使っていてキーは浅いほうが慣れてるのもあってこれでよかったと思います。ノーマルプロファイルのも何度か試打しましたが、キーが指にひっかかる感じで慣れるのに相当時間がかかりそうでした。でもノーマルってくらいだから本来人間に取ってはあっちのほうがいいのだろうとも思います。慣れるまで使ってみたいので今度何かしら買うかも。
・75%
今のところiPadでしか使う予定がないので、ファンクションキーの列がそのまま無駄になってます。なのでここを省いた65%のほうがよかったと感じています。これはかなりの後悔ポイント。小さく済むのであればなるべく小さいモノで揃えたい性格なので、そっちが欲しくてすでにいくつか買い物カートに突っ込んでます。
75%買った理由はWindows機にも繋げる可能性があったためなのですが、実際全く繋げなさそうなのでもっとよく考えればよかった。iPadの場合はファンクションキーがそもそも使えないですしmacの場合も頻度少なさそうのでApple製品しか興味ない人は65%で事足りると思いました。
私の場合、ファンクションキーを使うのは、ファイル名変更とExcelでセル編集するときのF2、エクセルで絶対参照にするF4、カナ変換のときのF7くらいなのでよく考えたらWindows機だろうとなくてもどうにかなったっぽい。
・メカニカル赤軸
赤軸はキーを押してから「キーが押されたと認識される」までの時間が短めで、ちょっとかすっただけで押した判定されてしまい、正確に打鍵しないとタイプミスを頻発します。現にこのnoteもbackspace使いまくり。最初はもうちょっと緩めと言われている茶軸のほうがよかったかもしれません。でも、このスッと落ちる感覚は好きになったし、ここから少し重い打鍵感になると疲れそうで次も赤軸でいく気がしてます。そもそも自分のタイピングスキルを上達させれば無問題。青軸のカチャカチャ音は家でもNGなので選択肢に今後も入りませんです。
・US配列
iPadはUS配列でしか使えないので割り切ってはいるものの、いつまでも慣れないのがenterキーの小ささです。日本語配列のキーボードだと縦に2個分の面積であることが普通である一方、US配列は1個分面積であることが多いです。その分「\ |」という謎の記号が打てるキーがあるのですが、謎なだけあってまったく使いません。いらないからenterキー大きくしてほしい。backspaceキーとの距離感もいまだに慣れません。でも私はUS配列を今後も使いつづけます。なぜならキーの印字がシンプルなほうがかっこいいから。ダサいデバイスを使うとそれだけでやる気半減です。
・製品の個体差的な問題
何個かのスイッチが押した時にキュッキュと擦れる音がしたのがちと不快。異音スイッチは使用頻度の低いキーに移設しました。
その際に1番右下にある右矢印のキーをスイッチごと交換しようとしたら、なぜか付属の器具を使っても抜けない。無理にやろうとするとスイッチが分解しそうになったので慌てて戻しました。
でもその後やっぱり気になったので壊れる覚悟で抜いたら、スイッチの問題ではなく、基盤のスイッチを埋め込む部分が若干狭くなっていたようで、違うスイッチを差し込む際にも入りづらいといった感じでした。
Youtubeでいくつかレビュー動画を事前に見ていたのですが、同じキーの部分で同じ現象になってる人がいましたので、製造上の問題がありそうです。
・その他一般条項
バックライト、これはいらない。いらないからもっと安くしてほしい。いちいち光らないモードにするのもめんどい。
Apple製品はBluetoothが弱いと言われているので、USBレシーバーでの無線接続ができればなお良し。
バッテリーの持ちも悪め。48時間とからしい。せめて1週間は何も気にせずに使いたい。
まとめ〜私が本当に求めていたもの〜
結果、私が本当に求めていたキーボードは、ロープロファイル・65%・メカニカル・赤軸(or茶軸)・バックライト無し、でした。惜しかった。
今回K3を使っての感想を言語化することでも心のモヤが晴れました。新しいキーボード買います。本当にありがとうございました。