ゆるゆるヴェーダ003 心は感覚器官のひとつである。


前回は、3つのエネルギーと、心の3つの性質のお話しをしました。

アーユルヴェーダでは、心は目や耳などの感覚器官と連動すると考えられていて、どのような行動をするのか、情報にどう反応するのかなど、重要な役割を担っています。心が静かで明確な時は状況を的確に判断できますよね。
なので、アーユルヴェーダでは心という感覚器官の扱い方をとても重要視しています。

体と魂の橋渡しをするのが「心」で、
心に雑念がない状態でその橋渡しができます。

わかりやすく例えると、
考えことがたくさんある時って、虫の知らせに気づかなかったりします。
逆に「今、ここ」に在る時は、虫の知らせをちゃんと受け取れたりしませんか?「◯◯はしない方がいいかも?」とか「こっちに行ったほうがいいかも?」とか、うまく説明できない、無意識と意識との間とか、第六感的なものです。
きっと誰にでもあると思います😊

心に雑念がない状態を
●サットヴァ(純粋性)
と言います。

前回もお話ししたように、心の3つの性質を揺らぎながら生きています。

魂にアクセスしやすくする=本当にしたいことをする 為に、
サットヴァ(純粋)な心である時間が必要があります。サットヴァであると、外のエネルギーに惑わされなくて済むので、選択肢がシンプルになります。

もちろんタマスとラジャスも必要です。何かの動きのためにはラジャスが必要で、眠る時や休息にはタマスが必要です。

サットヴァを増やすためには、瞑想やヨガニードラが進められます。瞑想は雑念との距離を離し心を静かにさせ、サットヴァの質を上げるとされます。
そのことによって人間の可能性か拡大します。

瞑想の目的は悟ることではなく、
自分の生き方の選択肢をシンプルにしてくれることも大きな効果の一つだと思っています。

その瞑想も、例えば3日に一回長い時間座るよりも、毎日ちょこちょこ瞑想状態の時間を作ることの方が効果かあるそうです。
実際、私も今実験中なのですが、毎日10分のゆるっと瞑想にかなりの効果を感じています。

この、簡単で楽な形で心のサットヴァな時間を増やせる方法をみなさんと共有できたらと思っています。

こう言った心や魂のと話すとちょっと怪しげな雰囲気になるかもしれませんが、アーユルヴェーダではここのところに科学的な視点を持っているところがグッとくるところ。

次回も引き続き心のところと、瞑想の具体的な効果をお話ししていきますね。

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