リハビリ(おこもり生活感想文)
真っ白な紙をまえに(厳密にいえば広告のウラだけど)
言葉を書いてみることにする
いろんなコトを気にしすぎて重たくなっているから
お散歩気分で
1日のほとんどを家で過ごすようになって
家が特別キレイになることもなく
凝った料理を作るでもなく
筋トレに励むでもなく
でも
ちょっと日記が続いたり
思いついたようにストレッチしたり
映画を観たり
本を読んだり
心配はたくさんあるけれど
いまのところなんとか穏やかに
暮らしている
それ仕事だ
やれ遊びだと
飛び回っていることは意外と
体より心にとって居心地が良かったみたいだ
余計なことを考えなくてすむというより
寝ながらでも泳いで酸素をとり入れるマグロのような
動きのなかにいることこそ本分だとでも言わんばかりの
こんなにも突然に
待機を要請された心は
混乱や焦りや力を持て余している
だからわざと
声を大にして言ってあげる
これを機に
生産性が高いことをする必要も
成長する必要もないさ
と
Twitterで流れてきた簡単レシピを作ったり
ラジオ英会話の表現を1つだけ覚えてみたり
友達のインスタライブでみたストレッチが効いたり
振り返ってみたら
いつのまにか なにか
降り積もってるもの
なんじゃないかな
小さな輪っかの
愛しいものたちと
バリエーションの少ない日々を過ごすことは
一見進んでないようにみえるけれど
強く優しくなる道を
歩んでいる
体の方はというと
運動量不足に不満はありながらも
案外なじんでいる
多めの睡眠やたまにの散歩で
許してくれている
ただ
そわそわと浮き足だった部分を
食欲で埋めようとするところがあるから
今日の晩ご飯は湯豆腐にでもしようかと
思っているところ
こうやって私が集中しだすと
昼寝していた夫が
ゴソゴソと整頓をはじめる
邪魔とは言うまい
赤ちゃんは寝ている
寝てくれーと願うことは
星の数ほどだけど
存在が希薄になる寝姿に
心細くなる
母という勝手な生き物
降って湧いたこの日々
きっと良いとこもあるはず
今日も家族仲良くあたたかく
元気に暮らせることに感謝です
赤ちゃんを先生に
卓球と旅人の「今夜だけ」を聴きながら