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晴れ時々グレー

はじめましての人ははじめまして。普段は歌ってみたのMIXを趣味でしている「りつ」と言います。

ふと、私のことについて、そして「ASD」についてある程度書き残していこうと思い、今noteを開いたところです。

この記事にどのようにしてたどり着いたのかわかりませんが、多くの人は発達障害、ADHD、ASD、アスペルガー、そのような単語からたどり着いたと思います。

このnoteでは「大人の発達障害」について自分の今までの人生と重ねて書いていきます。ただ注意してほしいことは、私はただの一般人で別に発達障害に精通しているわけではありません。私の実体験、人生に基づいて書いているだけであることをどうかご理解ください。


タイトルについて

今回、このnoteのタイトルを「晴れ時々グレー」としました。これは私が現に発達障害グレーゾーンにいると思われるからです。(もうすぐ診断結果が出ます。どうなるかな)

人生は晴れと思っていてもくもり(グレー)になることもあります。天気と同じですね。そんなところにかけてこのタイトルにしました。

グレーゾーンとは

発達障害とされるには基準があり、それによって医師や心理士が判断を下します。基準を満たしていなければ俗に言うグレーゾーンと言われる立ち位置になるでしょう。(グレーゾーンは正式な病名とかではありません)

ちなみに、グレーゾーンだからといって症状として軽いということではありません。どこか基準を満たしていなければグレーゾーンと言われるため、発達障害と認定された人よりもある特性では彼らより偏っていて、社会で困難を感じる。ということもあります。このあたりが難しいところですね。

大人の発達障害

近年、大人の発達障害が話に上がるようになりました。他にもLGBTQやジェンダーの話もよく話題になるようになりました。

発達「障害」と言いますが、この障害という部分、自分が属する団体で出る出ないがあります。それが大人になって顕著になった、つまり子供時代ではそれが障害にならなかった・感じなかったが、社会に出ることで人とのコミュニケーションが複雑だったりで困難となった。これがいわゆる大人の発達障害だと思います。

ADHD、ASDの2つが主に大人の発達障害として挙げられます。もう一つLDという発達障害もありますが、これはほとんど聞きません。多分大人になる前にわかるってことなんでしょうかね。ちょっと知識無くて正確なことは言えません。

ASDの主な特性(偏り)

ADHDだからASDの特性がないというわけではありません。両方の特性を持つことも全然ありますが、ここでは私自信が一番あてはまっているASDについてお話していきます。

ASDはコミュニケーション・対人関係の困難、そして強いこだわり・限られた興味というのが特徴です。昔はアスペルガー症候群として言われることも多かったですが、最近はASDという名前で呼ばれるようになりました。

ASDは発達障害といっても学習機能にあまり問題が見られないこともあり、大人になって明らかになるということも多々ある発達障害です。現に私も現役で大学の理学部に合格しています。

コミュニケーション・対人関係について

コミュニケーションの困難も様々な困難があります。

・相手の立場に立って考えるのが苦手
・文字通りの解釈(言い回し、冗談等をうまくくみ取れない)
・曖昧な指示が苦手(適当にやっておいて、みたいな指示が理解できない)
・目を合わせられない
・自分の思いをそのまま伝えてしまう

ざっと挙げてみましたが、これらは社会で必要とされる場面は多いでしょう。こういう場面でうまく対応できないことが多くあるのがASDの人のコミュニケーションにおける困難です。

強いこだわり・限られた興味

もう一つの偏りである強いこだわり・限られた興味についてです。

・手順通りに進めないと気が済まない
・ルールに厳しい
・予定が急に変わったりするとうまく対応できない
・細部に注意が行く(配置がちょっと違う等)
・何かを収集するのが好き
・他人に対して興味が湧かない
・好きなものへの集中が人一倍
・1にはとにかくこだわるが、その他の99には一切こだわりを持たない

こだわりに関しては人によって様々だと思うのでこれと言って共通することが言えませんが、上のようなことがよく挙げられます。実際私もよく当てはまります。

これも社会で生きる上で必要な要素かもしれません。例えば柔軟な対応は求められるでしょう。

身体的特徴

その他身体的特徴として

・突然大きな音がなるとかなり驚く
・襟付きシャツ、タグなどが気になり苦痛
・匂いが強いものが苦手(化粧品やタバコなど)
・書いてある文字が読みづらい(白地に黒の文字が読みづらい)
・逆に感覚に鈍い

といったことも挙げられます。

これら3つの特性が主にASDに見られるものです。これが当てはまるから私はASDだ、当てはまらないからASDじゃない、そういうことではないのであしからず。ただし、もしあなたがこれらの症状に覚えがあり、今困難を感じているなら医療機関に相談してみることを推奨します。

その他よく見られる特性

他にもよく見かける特性としては

・長期記憶は得意だが短期記憶が苦手
・忘れ物が多い
・一人を好む
・数字や記号など変化がなく、規則性のあるものに興味を持つ
・正確性にうるさい(ら抜き言葉とか)

私の特性

  • 相手の立場に立って考えるのが苦手

  • 文字通りの解釈

  • 曖昧な指示がかなり苦手

  • 目を合わせられない(かなり無理)

  • 自分の考え、思いをそのまま伝えて相手との関係に問題が発生することもしばしば

  • 話す際にあれこれ説明を加えて話が長くなる

  • 手順通りが絶対

  • ルールに厳しい。横断歩道を無視しての乱横断はありえないとか

  • ら抜き言葉や書き順にかなりうるさい

  • 細部ばかり気になってしまう

  • 収集癖(文房具)

  • 他人への興味がなく友達と呼べる人がかなり少ない

  • 好きなものへの集中力が強い

  • かなりのビビリ(音だったり人が居たりとか)

  • 襟付き、タグはかなり気になって首周り荒れがち

  • 化粧品の匂いが無理

  • 文字が少しちらつく(長文で特に起きる)

まあ、まさにといった感じです。これでも一例でしょう。自分でも実際どうなのかよくわかっていません。

特に私が困っていることはやはり人付き合いですね。

MIX依頼では歌い手さんが音源を送ってきます。環境は人それぞれなので音源のクオリティも人それぞれです。それに対して長文でのアドバイスをしてしまうことがよくあります。直したいのですがお互いいい作品を作るために必要だと思うのです。

心療内科の先生にもカウンセリング時に言われましたが、人と目を合わせられないのです。何でですかね。どうしても抵抗を感じるというか。ちゃんと目を見て話をするということができないのです。

話を最中に追加の説明を加えるがあまり話が長くなるという特徴もあります。

「僕はポケモンが好きで、あ、ポケモンというのはポケットモンスターの略でして、まあそれで対戦したりするのですが―」

これは一例で実際こうか?と言われると微妙ですがこのような感じで付け加えてしまうのです。これは就活でよくやってしまい結局なにが言いたいのか、という顔を
されることが多々ありました。

感覚のところでは突然音がなるとかなり驚きます。襟付きシャツは苦手です。タグは切ることがほとんどです。化粧品の匂いはとても嫌です。

文字がちらつくのが発達障害に見られる特性とは今さっき知りました。視覚の過敏だそうです。実際高校の時くらいから教科書の文字がなんかしっかり読めないと思っていました。どこかぼやつくというか。今これを書いている文字でもなんかはっきりしません。なのでダークモードみたいに黒地に白文字のほうが読みやすいです。

幼少期の私

現在このような特性が見られる私ですが、幼少期、小中学生、高校生のときはどうだったでしょうか。

上でも述べた通り、その環境で特に問題を覚えなければ「障害」とは言えないです。実際私が「ASDかも」と感じるようになったのは大学生になってからでした。

ですが、それでも今振り返ってみればそれらしい言動はあったかもしれません。曖昧な部分もありますが、自分が覚えている範囲で書いていきます。

・小学校の卒業式かクラス替えとなる学年のときの終業式か、誰とも話さず一人本を読んで過ごす
・小学生6年生で円の面積の求め方を習ったときに担任の先生が「円周率は実は無限に続くんだ」ということに興味を持ち、教科書に書いてあった50桁を暗記。中学生で100桁まで暗記した
・祖母に「右」の書き順が違うんじゃない?と言われ「(こう習って)絶対合ってるから!」と大号泣する
・友達と遊ぶこともあったが自分から誘うことはなかった

今の私

上でも私の特性を書きましたが、大学生活を送ってきてのことを書きます。一般の人が読んだら「普通そんな事ある?」と思うかもしれませんがこれが私なのです。

・4年間で誰かと学食に行った回数は1回
・1年生のときに部活に所属。コロナ禍もあり個人練習という形で始まった。当時コロナへの怖さもあり参加せずにいたが、他の1年生は参加していた。そこですでに1年生同士の輪、先輩とのつながりができてしまっていたがためにそこに入ることができなく数ヶ月で退部
・現状友達と言える人は0人

悲しい大学生活なのです。

発達障害と就活

私が「ASDかも」と親に打ち明けたのは実は最近のできごとなのです。

就活がうまくいかず、1つだけ内定がもらえたのはパチンコホールでした。もうムキになっていた私はそれでもいいと思い親に言いましたが猛反対。普段優しい父ですら「お願いだからそれだけは」とアパートに来て止めてきました。

そこで私は全て話したのです。「実はASDっていう発達障害があって自分は多くの症状が当てはまる」「医療機関の診断を受けてみたい」と。

私にとって就活は難しいものでした。そもそも働く気力が湧かない。業界への
興味がわかない。思ってもいないことを志望動機に書きたくない(嘘がつけない特性から)面接で話を長くしてしまう。想定していることが聞かれないとパニックになる。などなど。

また、上でも書いた通り人とのコミュニケーションが苦手です。社会に適応できるような人間ではないのです。そのようなことから私にとって就活とは非常に苦しいものでした。

自分は発達障害では?と思ったら

この記事にたどり着いた人で「もしかしたら自分はASDなのかもしれない」という人も出たかもしれません。

私なりの答えとしては「今困っていないならそれでいい。困っているなら相談してみる」となります。

発達「障害」といっても現状障害となるような環境に置かれてなく、困っていないのであれば別に診断等はいらないでしょう。

しかし、困っているなら別です。自分の力だけではどうしようもできないことです。医療機関に相談したら最適な答えは返ってくるでしょう。ネットでこう書いてあった!みたいなことが全て信用できるとも限りません。症状もその対応もあなた個人で変わってきますから。私が上で書いたこともよく見られる特徴の一部に過ぎませんしね。

最後に

これから少しずつ自分のこと、ASDのことについて書いていけたらいいなと思いますが、すぐ飽きるのが私なのでこれが最初で最後になるかもしれないし、また書くかもしれないし。

ともかくこのnoteが誰かの力になるかわかりませんが、自分のことを書き残すのもいいかなと思い書きました。

個々まで読んでくれた人はいるのかな?ありがとうございました。


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