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心靡く

消えて無くなりそうになったとき
ギリギリの道を好んで歩いて

何も欲しくないと知った
心がゆっくりであればただ歩くのが好きで

人間の世界は
僕が存在するためにてくてく生きている

でも僕が生きているのは
空とか風の中で存在すらどうでもいい世界で

君が言っていた言葉を思い出す
何だっけ忘れてしまったと笑う

誰だっけ覚えてないよと微笑む
誰でもないよでも覚えているよと何もないみたいに

風が吹くとき
髪が靡くのが好きなのかもしれない


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