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ラスト五十文字だけ読んで、続きを書く。【梯子小説カルガモ】~子猫。病室の窓から覗く~

子猫。病室の窓から覗く三匹のやりとりは小さな動きなのに、なんだかとても強く温かいもののように思えた。

 350文字の小説、そのラスト50文字だけがあなたに手渡されました。
「続きを書いてください」
 さあ、あなたならどんな小説にしますか?


カルガモ、まだまだやります。

 日々、文章修練遊戯をする私たち。また楽しそうな遊びを見つけました。

小説のラスト50文字だけ見て続きを書く

 限られた文字数の小説の断片を手掛かりにはしご酒のように次から次へ、ふらふら泳ぎの波紋はどんな物語になるのでしょうか。
 名付けましたは「梯子小説カルガモ」。

 前回はホラー小説になりました。

 さあ、今回も楽しくあそびましょう。

カルガモのあそびかた

  1. ものずきがあつまる

  2. 350文字の小説を書き、そのうちラスト50文字だけ梯子の50文字として次の人に渡す

  3. 次の人は梯子の50文字だけを見てその続きを書き、また次の人へ自分のパートのラスト50文字を渡す

  4. 全部つなげる

  5. できあがりをたのしむ

レッツカルガモ

あつまったものずき:みやりゆきんこ と 立夏 
順番:みやり→ゆきんこ→立夏

梯子の50文字

みやり うしろ50文字です。何卒。

子猫。病室の窓から覗く三匹のやりとりは小さな動きなのに、なんだかとても強く温かいもののように思えた。

みやりの50文字

ゆきんこ みやりさん、ありがとうございます。今更ながらですが、これ、前に300字あるんですよね……。見えない300字を持って前に進む感じが、すごいこわいですね。

妹のはずの他人が横たわっていた。
手術台に乗り、見上げた先に眩い光が見えた。



その瞬間、意識が消えた。

ゆきんこの50文字

ゆきんこ 書けました。めちゃめちゃ不安ですが、よろしくお願いします!

立夏 オォー!

みやり わお すてき。

ゆきんこ ありがとうございます! ひとまずはやり切った気分です。

立夏 できました! 先にうしろ50文字だけ送っておきます。

溢れてくる。

 力いっぱい手を伸ばし、太陽の光に重ね合わせる。
 妹が教えてくれた歌を、すこしだけ歌う。

立夏の50文字

ゆきんこ お疲れ様でした!

立夏 よし、ガッチャンコだ!

ゴール!
さあ、ちゃんとつながっているのか

つなげたカルガモ

 数日後に控えた手術のことを思うとため息が出る。病院食のにおいがする息。灯を絞ったベッドのライトをつけて読みかけの本を開く。頭に入ってこない。目は文字を追うだけ。不安を身体から逃すように大きく息を吸って吐く。はぁ。ふぅ。
 そのうち諦めて、栞を挟み窓の外を眺める。外は雨。暗い夜の雨。病院の中庭が濡れそぼっている。
ふと、目の端に動くもの、四つ足の動物。猫、猫だ。三匹。親猫に二匹の小さな子猫が続いている。三匹は慌てた様子で中庭に備え付けられたベンチの下へと逃げ込む。
 親猫は大きく身体を震わせ雫を払った。子猫たちもそれに倣う。親猫は不器用に揺れる二匹の子猫の身体を舐めた。甘えるようににそれを受ける子猫。
 病室の窓から覗く三匹のやりとりは小さな動きなのに、なんだかとても強く温かいもののように思えた。

みやりの350文字

明け方、静かに目が覚めた。窓の外に目をやると、辺りは霧がかかり、あの子猫たちを見つけることはできなかった。

私は別室に向かった。
部屋にはベッドがひとつ。覚えのある名前がかかっている。蒼白く張りを失くした顔に、記憶にあるあの子の面影はなかった。

「この子は誰なんだろう…」

ふと、口からそうこぼれていた。
あの温かいものはどこにいってしまったのだろうか。目の前にいる血をわけた妹が他人に見えた。


手術の準備が淡々と進んでいく。
妹を引き取った家族から電話があったのがだいぶ前のように感じる。切実な懇願だった。私は会いたさに頷いたのだ。

手術室に向かいながら、全身が重く固まっていくのを感じる。中に進むと、すでに妹のはずの他人が横たわっていた。
手術台に乗り、見上げた先に眩い光が見えた。



その瞬間、意識が消えた。

ゆきんこの350文字

 一面の花畑が広がっている。見渡す限りの白い花のベール。私はその中を赤く温かい車椅子を押しながらゆっくりと渡っていく。
 今日は妹の誕生日。天使になった妹の誕生日。今年は何を送ろうか。ずいぶん悩んだのだけれど、ずっと欲しがっていた物をさきほどふと思い出した。病室の窓から偶然見かけた三匹の子猫。これにしよう。これにしよう。天国に届くように。
 花畑を越えると海を臨む高い丘がある。
 白い花がとぎれとぎれになり、潮騒の音がオーバラップし、見上げた先にまた眩い光が見えた。

 この町で一番空に近い丘。夏の光に照らされて波間が生々しくハレーションする。
 プレゼントを腕に抱える。私の腕に縋り付くように熱い血潮が溢れてくる。

 力いっぱい手を伸ばし、太陽の光に重ね合わせる。
 妹が教えてくれた歌を、すこしだけ歌う。

立夏の350文字

みやり おお。

立夏 ここから先は、自由に感想戦にしましょう~!

ゆきんこ はーい

感想戦(できあがりをたのしむ)

全体的な印象や感想

立夏 どうでしょう。私は、今までの梯子小説の中で一番有機的につながったと感じました。みやりさんが起と承。ゆきんこさん転。私が結かな。

みやり ゆきんこさんの転が良いですね。立夏さんの受け止めも良かった。変に語らないというか。もっとチグハグになるのを期待してたのに好みの仕上がりになって……。ますますこの遊びがよくわからなくなってきました。

ゆきんこ うん、私も完成版を読んで、梯子が渡ってるなと感じました。あと、1050字の短さを感じさせない小説になっているなとも思った。

立夏 そかあ、合計1,050文字なんだね。短いね~!

みやり 最初は雨、次は霧、最後は晴れ間ってのがよかったな。なんか思ったより全体通して好みでびっくりしました。

「妹」という欠損

立夏 どういうところが好みだったのか知りたい!

みやり 端的に言うと、妹の余白が良い。初見で読んだ時に、読者はそれぞれ妹という容器に何を入れるのか、がおもしろいと思った。前回に欠損をテーマにした遊びとありましたよね。

みやり 今回の話だと妹の詳細が最後まで欠損してるのが印象的。

立夏 なぜ妹が欠損したのか? と考えたんだけど、私に回って来た50文字だけで妹のことは充分描かれていると思ったんだよね。

みやり なるほど。

立夏 もちろん貰ったのは50文字のみだから残りの300文字に妹のことがあるのかないのか手掛かりはないわけだけど。

みやり 確かにゆきんこさんの文章で妹に必要な情報は揃ってますよね。もう妹の物語は停止しているので。あとは残された側の物語になってくるという。

ゆきんこ みやりさんパートにでてくる人物と子猫たちをリンクさせたいと思い、兄弟設定を追加しようと妹を登場させました。また、次の立夏さんパートで妹について書かれても齟齬が出ないように、眠っている設定にしたんですよね。

立夏 そうして私が自分以外のふたりがきっと妹のことをもう書いているだろうと思った……。

ゆきんこ そうしたら、最後まで妹の物語が描かれなかった。読み終わると、描かれなかった妹の物語の方に強く思いを馳せてました。妹ってどんな子でどんな生活を送ってたんだろうって。自分で書いておきながら、不思議な感覚になりました。

みやり 妹が結果として一回も喋らなかったところもいいですよね。

作ろう舞台セット

みやり 一番目は気楽ですね笑。

立夏 笑。

みやり 話の枠を作って渡そうと工夫しました。それが物理的に狭い空間ならより良いのかなと。舞台セットを作る、じゃないですが。だいぶ前のどこかの映画評で、演劇畑の人が映画を撮る時は、シチュエーションを限定するとやりやすそう、みたいなのを読んだ記憶がありまして。そのあたりを意識してました。

立夏 舞台セットね。演劇だ。

みやり この遊びは物語を多面的に切る方向の方がわたしは好ましいという狙いもありますね。三人の間でカメラワークが違うのだが、芯は外さないように絞りつつ……。

立夏 私は逆に演劇を旅行に喩えるんだけど、みやりさんの50文字を読んで、旅先の提示があったような感じを受けました。病院や猫というモチーフが持つイメージがあって。この旅先にはこんな楽しい観光地があるよ……ってのが次に繋がっていくような。

みやり 猫は舞台セットのイメージの補遺って感じですかね。猫の動きを心強くおもう病院のシチュエーションなら、枠としてはどっちに転んでも大丈夫かなと。少なくとも屁が止まらない病気とかにはならないだろうと。

立夏 うん。猫と屁はね。そうかもしれないね。

みやり 逆にわたしのターンでは「明示的に病気とか具体は出してませんよ。アトモスフィアだけなんですよ」を伝える事に集中していたのかもしれません。

立夏 他にはどんなことを考えて書きましたか?

みやり この遊びは時系列がどうなるかわからないので、その辺りも考えました。場所は固定するけど、時間は固定しないように書くというか。自分のターンが時系列上ラストシーンになっても許容されるような書き方を考えていたかもしれません。

「滅私」から「受け手の私」へ

立夏 ゆきんこさんの文章への印象を、以前三人でハヤブサを作ったときに語ってくれたことがあったけど、あの時から印象や実感に変化はありますか?

みやり 「滅私」からひとつ出力をあげて、「私」というものが「受け手」になったと感じましたね。文章の推進力のためには(私を)ある程度出さなければいけないけどその程度に悩まれていたのかなと。構成的なところ……、改行とかその辺り。本当はもっと削りたいけど削りすぎるリスクとの葛藤のような。

立夏 分析だ!

みやり 結構踏み込んだ感想を言うと、上記からゆきんこさんの文章ではいくつかの重要な情報が抜けている気がするんですよね。これは悪い意味ではないです。読み手が補完ができるところはあるし、そもそも明記することで足取りが重くなる要素もあるので。だからきっと書いた後の推敲、削るところに心血を注がれたのかなとも思います。そこに心意気を感じますね。

ゆきんこ ありがとうございます! みやりさんが分析してくれた通り、書いた後に推敲と削ることに注力しました。一人称で直接的なことを語らせるより、言葉にならない感情、感覚みたいなものを場面の雰囲気から感じてほしいと気持ちがありました。

怖いけど分かった!

立夏 ゆきんこさんがみやりさんから受け取って感じたことや考えたことも聞きたいです。

ゆきんこ 50文字が思っていたより少なく感じたのと、伏せられた300文字が怖くてしょうがなかった。見えないってほんと怖い。

立夏 ねー。

ゆきんこ みやりさんの50文字を読んで感じたのは、追憶とか懐かしさのような雰囲気とあたたかい温度感です。大事な設定は渡された50文字に入れてくれてると分かりました。舞台は病院の病室で、人物は一人。猫のやりとりを覗くという文章からも、お見舞いではなく、本人が入院しているんだなと分かりました。文章の感じから病院にいる理由(病名など)は書かれてないだろうなとも想像できました。

立夏 すごい!

ゆきんこ 読めば読むほど、設定はこんな感じです、あとは自由に書いて大丈夫ですよ、と言ってもらってるみたいで勇気をもらえましたね。

立夏 ゆきんこさんが感じたことや考えたことが全部当たっててゾクゾクしちゃいます。

みやり 手術の二文字、私の後ろ50文字に記載されていないけどゆきんこさんの文章で出てきてアガりましたね。

ゆきんこ 読みが当たってほっとしてます。みやりさんが書きやすいようにバトンを渡してくれたっていうのが大きいですね。

みやり 誰かに文章を渡すのは 雪山登山のように装備が重すぎるとたどり着けないが、足りないと力尽きてしまう恐怖がつきまといます。

託されて終わらせる

みやり 立夏さんはどうでしたか。情報が2人分あるのが結構ポイントだったのかな。

立夏 そうだね。最後だったのでみやりさんとゆきんこさん、合計100文字手掛かりがあったのがポイントでした。多いと混乱するのかなと思ったんだけど、まったくそんなことなかった。手掛かりは多ければ多いほどいいな。

ゆきんこ みやりさんの50文字を読んでどう思いましたか?

立夏 「強く温かい」「猫」というワードがあったので、主人公はそれに憧れるような……命の力がない状態なのかなと思った。場所と登場人物もゆきんこさんが言うように良くわかった。

みやり ゆきんこさんのほうはどうでした?

立夏 手術室と思われる場所(≒手術台)に「妹」が登場して、この二人の物語になるんだと思った。「妹のはずの他人」がとても印象的。日常でありえない状態ですよね。夢みたいだと思った。だから「妹のはずの(人間が)他人(になったしまったことを暗示する夢)」と解釈して書いた。

ゆきんこ 手術と妹登場の設定を伝えつつ、私のターンでは心が冷たく落ちていく流れだったので、最後の光を登場人物にとって何かの終わりなのか、希望なのか、立夏さんに託すような気持ちで書きました。

立夏 最後の光はホワイトアウトした印象もあって、死んでしまった妹の夢もしくは妹が死んだ日の記憶としてバトンを受け取ったよ。

みやり 書くときに一番気を付けたことは?

立夏 とにかくきちんと終わらせること。読み違いがあってもいいからきちんとエンドマークが付ようと。具体的には感情ではなく行動を主体に書きました。妹に肉体をあげるように、みやりさんパートの猫をプレゼントしています。臓器移植は読み取れてなかったんだけど、失った内臓を猫で媒介するような偶然の符合が嬉しかったです。

ゆきんこ いつも立夏さんの作品を読んだり観たりすると、立夏さん自身の情の深さをすごく感じるんですが、今回はそれがストレートに感じることができたかな。作品や登場人物に対する熱量が文字の奥から伝わるというか、 架空の人物ではなく、リアルな熱を持った人間の話を読んでる、という気持ちにさせてくれる。

立夏 ニコッ!!

みやり なんか三人の文章構成に色が出ててよかったですね。わたし文字密度が高くて海苔みたい。改行してないし。ゆきんこさんは詩歌のリズムを感じましたね。立夏さんはなんか適度にバランス良かったな。

立夏 みやりさんパートでてっきり子猫が三匹だと思い込んで、そこだけ分かりやすく矛盾を起こしたんですが、梯子小説でこの手の食い違いを恐れてしまうと私は何も書けないので、むしろ踏み込んでカードを切れた証だなと思っております。

みやり 数字書いたなら内訳も書かないとですね。内訳のズレを楽しめる余地も残せばよかった。

立夏 いや、それはしなくていいですよ笑。

みやり それぞれの話を突合する名詞で、物語の色が変わるのかも知れませんね。怪談であれば首や血が出てくるし、妹・病気・猫であればやはり柔らかくなるというか。名詞強い。

ゆきんこ 前回の(自身がハヤブサで詠んだ)短歌は、原作の物語をキーになる言葉に集約していくイメージでしたが、今回は50字の言葉から物語を広げていく作業だったので、全く違う感覚で作れてとても楽しかったです!

文筆お作法それぞれ

ゆきんこ 今回の小説は終始一人称でしたが、立夏さんとみやりさんは人物が複数人登場させるときは書き方とかどのように工夫されてるかちょっと聞いてみたいです。お作法的なものはあるのかしら? 小説と戯曲の違いも知りたいかも。

みやり ここは立夏さんからどうぞ(日和見)

立夏 ……(しばらく考えて)……ないです!!

みやり ええ!

立夏 ほんとにかなり、区別していないかもです。強いて言うなら……。小説の場合同上人物をひとり増やすことにあまりコストが掛からないと感じているから、軽率に増やしてしまうかも。

みやり わたしもそうかも。後からマージすればいいやみたいな。

立夏 自分が上演を前提にした戯曲を書くとすると、人を増やすイコールひとりの俳優の稽古期間分の時間をもらうことになるから、うかつには増やせなくて。

みやり なるほど。

立夏 ただこれは私の個人的な都合というか邪念なので、小説と戯曲の違いとは違うか。

みやり ゆきんこさんのご質問の背景には今作で言う「妹」のような、重要な要素の人物を出す場合という意味合いも含まれているのかな。大事な役回りの人は不安で何回も書き直しています。困った時はカットを変えて考えます。

立夏 カット? 

みやり 車のシーンだったら前から見たり、助手席から見たり、外から見たりして、違和感がないかどうかを確認しています。360度評価。

立夏 私は主人公の行動に作用できるような人を足したくなるなあ。たとえば、ずっと家の中にいたい人が主人公だったら、外出させたい友達とか。その人とかかわることで主人公の運命が変わるような人。

みやり めちゃくちゃわかるのですが……、出したくても頭の中で着てる服とか顔が物語に合わないと出さないかも。

立夏 ほう?

みやり クレヨンで書く、と決めたらどんなに素晴らしい油絵具の色合いでも出せないですね。

画家みやり

立夏 ……私がみやり論を展開しそうだけど、いいですか?

ゆきんこ 聞きたい!

立夏 まず物語が持つ風景があって、風景を作画するタッチがイコール小説のテーマになっているように感じる。みやりさんの言葉で言うと「アトモスフィア」。今回だったら「この物語の病院は狭そう」過去作だと「この地方は寒そう」から書いたと言っていた。何を書くかより、どんな風に描くかが先立っている。

みやり いやーなるほど。

立夏 風景も登場人物もその「絵のタッチ」の中で統一感があって。でもそれは作家性からくる類似ではなく意図的に似せられている。同じ画家がひとつの絵の中に描くならソリャタッチは似て当然よね。

みやり 合点がいきます。言語化いただくとまさにそれかも。

立夏 書くときはカット割りを考えますという発言も非常に視覚的な感覚だよね。さっきは映像的な感覚なのかなと思って聞いていたけれど、絵画の感覚かもしれない。

ゆきんこ すごいわかりやすい。

みやり こういった短い文の遊びだと、わたしは尚更そういう癖めいたものは出てくるのかも知れません。

次の梯子小説どうする?

みやり なんかこの遊びやる度に結果が違うので不思議。小説じゃなくて戯曲でやるとどうなるかな。やるには別ルール必要ですかね。登場人物のセリフを片方落とすとか。

ゆきんこ 戯曲も楽しそうですね。

立夏 片方セリフ落とす戯曲ぜひやりましょう。他にも試してみたいことがあるんだ。「文章の途中でブツ切りにして渡す」をやってみたいんです。

みやり ちよっと何言ってるかわかんないですね。

子猫。病室の窓から覗く三匹のやりとりは小さな動きなのに、なんだかとても強く温かいもののように思えた。

立夏 今回だとラスト50文字↑こう渡してたのを

舐めた。甘えるようににそれを受ける子猫。病室の窓から覗く三匹のやりとりは小さな動きなのに、なんだかと

立夏 ↑こう渡してみたい!

みやり これ以上修羅の道を!

ゆきんこ スリルすぎますね笑

みやり 文章作るのもっと大変じゃ無いですか!

立夏 でへへ。どんどん遊ぼう!

ゆきんこ 欠損の難易度があがってなんだか大変そうだけど、わくわくするね!

みやり では立夏さん。最後に締めの言葉を。

立夏 「とっても楽しかったよ! また遊んでね!」

みやり すばらしい。

~私たちの旅は続く~

 過去のカルガモはマガジンでまとめています。

 小説を短歌に翻訳して、その短歌から小説を逆翻訳する「逆翻訳ハヤブサ」という遊びもあります。

最後まで読んでくださりありがとうございました!


 







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