◉27話 ヨガで血液循環!身体ポカポカ

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今週から寒くなるとの事で冬が苦手な私はビクビクしています。

この時期は自然界の生き物が冬眠するように、私たち人間も活動が緩やかになり、万物が静かに落ち着いたエネルギーを蓄える季節。

東洋医学をベースとしたマクロビオティックの陰陽五行によると、冬は腎臓と膀胱が影響を受けやすい季節です。

私がマクロビオティックらしいお料理だなあと思っているものの一つに”小豆かぼちゃ”があります。
小豆の形が腎臓の形に似ていることから腎臓に良い食べ物とされていて、身体を温め、利尿作用が高く、かぼちゃを組み合わせる事で腎臓強化、むくみ改善、婦人科系の不調に効果を期待できます。甘いものをやめられない低血糖さんのおやつ代わりにも。
《豆って煮るのに時間がかかるし、小豆とかぼちゃの組み合わせってどうなの?と思ったけど、これが意外に美味しい。》
ほぼ菜食の我が家は豆類はタンパク源として特に意識して摂る食品なので美味しいかぼちゃが手に入れば作っています。

作り方はまず鍋で小豆を煮て、柔らかくなったらかぼちゃを上に乗せて蒸し煮にします。小豆を煮るのが30分〜40分くらい。カットした一口大のかぼちゃに塩をひとつまみふりかけて大体7分ほど蒸し煮。ポイントは、水分量と塩をふること。私は完成時に水分がほぼなくなっていれば今日は冴えてるな!と口に出して言うほど、五感を刺激される料理です。

慣れないうちはタイマーは必須。当たり前ですがさもなければ焦げます。

甘味を加えないのでかぼちゃの味が決め手ですが、甘味が少ない場合は米飴(お米から作るドロッとした水飴のようなもの)を足します。もちろんお砂糖を加えても良いのですが、ここはできれば”おやつ”ではなく”おかず”という事でかぼちゃの甘味でいきたいものです。

シンプルだけど鍋の声を聞かなきゃいけない、ザ・料理な腎臓を労わる一品。
冬の寒さで血行が滞る事に加え、睡眠不足、不規則な生活、ストレス、スマホのブルーライトによって腎機能は低下。

腎機の冷えから、免疫力の低下による感染症の増加、むくみや婦人科系のトラブルにもつながるので要注意です。



                    東愛知新聞掲載日

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