言葉を育てる10のコツ6~7
6.シール貼り/つまみつきパズル/ひも通し で遊ぶ
指先の巧緻性と発語は関係しているようです。ご指導している子どもたちを見ていても、一番はっきりと実証済みのポイントです。自分の思い通りに指先を動かせるようになってくると、言葉がはっきりしてきます。ものすごくリンクしています。
左右どちらかの指先が上手に動かせるようになってきたら、今度は、両手が協力して動く遊び・・・つまり、ひも通し、という作業をさせてください。マカロニやおはじき、ビーズなどの穴に紐を通す作業です。両手のコンビネーションとも言われます。そして、この両手のコンビネーションとともに、もうひとつ大切な要素があります。それは、両手で作業をしている箇所に視点を合わせること。これが発語に重要なのです。
「言葉がゆっくりで・・・」とご相談に来られたお子様は、10人中10人が、指先の巧緻性が低いです。低いというより、自分で自分の指先を思い通りに全く動かせず、厚手のゴム手をはめているかのようなぎこちない動きです。
お母さまも、「何もさせてこなかった」とおっしゃるので、そこからは毎日毎日指先トレーニングばかりを宿題に出します。はじめからひも通しはできませんから、グーパーグーパーの手遊びや、ジャンケンから始めます。もっと初歩的なちょちちょちあわわ、からスタートしないといけないお子様もいます。
0歳の赤ちゃんの時に、つまむ、押し込む、引っ張る、つかむ、叩く、握る、投げる、放す、指さす、つつく、などの指先の動作をたくさんさせておくべきなのです。危ないから、といって手指を使えないようにしておくのはいけません。
7.白砂糖や白砂糖のお菓子、白砂糖や添加物入りの飲料をすべて断つ。飲み物は水オンリーに
落ち着きがない子(意味意図なくずっと動いている)の場合にも白砂糖をやめましょう、ということはお伝えしますが、言葉の発達が心配だと言われてこられるお子様にも「白砂糖はやめて」とお伝えしています。
じっくり落ち着く時間がないと、「指先の巧緻性」を育む緻密なお遊びは続きません。出来ないということも手伝って、すぐに「や~めた」ということになります。根気がないと指先の巧緻性は高まらないからです。
飲み物は、オール水。
野菜ジュースもスポーツ飲料も✖。乳酸菌飲料も✖。
だまされたと思って、ひと月、継続してみてください。