子どもは親の「言う通り」ではなくて親の「する通り」にする。
先日訪れた山の上のとあるお寺で、こんな言葉を見つけました。
『こどもは親の言うとおりにしないで、親のするようにする』
ほんとうにその通りだな~と思いました。
教室の子どもたちがお母さんと一緒に教室にやってきますよね、そして、お玄関のところで、まずお母さんが「おはようございます」とおっしゃって入ってこられます。
そのあと、入室間もない方には、子どもさんに「おはようは?おはようは?」という「言わせ無理強い行動」が発生!!
そこで、講師はこのように言うことになります。
「無理に言わせないで下さい。お母さんの姿を見て、必ずそのうち自分から言えるようになりますから」と。
おはよう、に限らず、ありがとう、さようなら、ごめんなさい、も同じこと。親がしっかりとあいさつをしていたら、子どもは必ずそれを見ています。
わが子を、「一人前のどこに出しても恥ずかしくない大人」にするためにはまず、自分から。
あなたの所作、
言葉づかい、
振る舞い、
考え方、
生き方、
すべてを子どもは見ています。
また、子ども同士のトラブルで、どうしてもわが子に「ごめんなさい」を言わせないと気が済まないお母さまがいらっしゃいますよね。心が伴わない「ごめんなさい」は無意味だし、そもそも「ごめんなさい」が言えないという背景には子どもなりの言い分があるわけですから、そのあたりを無視して口先だけ「ごめんなさい」と言わせる、ということはただただ母親の自己満足なのにあ~と思います。
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