お母さんは子どもさんの味方ですか?敵ですか?と言いたくなることがある。
教室では、毎年この師走の時期になると、入園入学前のお母さまたちの様子が変わってきます。どのように変わってくるのかというと・・・
子どもの気持ちに対して無神経な発言が増えてくるのです。
入園や入学を前にして、「大丈夫かな」「嫌だな」「自信がないな」・・・って不安に思っているのは子どもさん自身なのに、お母さん自身が不安や焦りを感じてその気持ちを子どもにぶつけてしまわれるのです。気持ちを汲んでやるのが「お母さん」じゃないの?と思うのですが。
「そんなんで幼稚園に行けるの?」
「春になったら小学生なんだよ。そんなことでどうするの?」
なんていうセリフが出てきてしまう。母子一体を大事にして子育てをしてこられたはずなのに、こんな無責任な発言、ダメ!
「しっかりしてください!今まで教室で何を学んできたのですか!」と叱咤する場面も増えています。
子どもさんに何て言ったらいいのかって?
「あなたなら大丈夫、きっとうまくいく。心配いらないよ。お母さんはいつでもどこでもどんな時でもあなたの味方ですよ」
この言葉です。
子どもは「認められほめられて愛情をいっぱいもらって」伸びていくのです。「そんなんで学校にいけるの?」って言う発言は、はっぱをかけているつもりかもしれませんが、子どもにしてみたら「けなされてなじられて突き放される」って感じています。
疑問文のふりをしていますが、実は非難の言葉なんですね~。
そんなことを言われて、だれが「よ~し、頑張ろう!」って思います?自己肯定が低くなり、魂が曇っていくだけです。
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