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「できるの扉」に入って行こう

小学生クラスでの出来事です。

個別に図形パズルの取り組みをしていた時、思いのほか手こずっていた男の子が、

「こんなんむずすぎ。できひん」

と、半ば投げやりな態度で発言しました。


それを聞いていたT君は諭すようにこういいました。

「あんな~。ほら、できるの扉の話思い出してみ。先生にずっと前に教えてもらったやんか。できる、と思ったらできるんや。できない、って思ったら、できないねん。『できる・できない』を作ってるのは自分なんやで、って言ってはったやん。思い出した? 「僕ならできる」と思ってみ。僕だって一瞬むっず~って思ったけど、『できる・できる・できる・できる』って心の中で言いながらやってるんやで。Kくんならできるよ。一緒にできる扉に入っていこう。」

と。

『できるという扉とできないという扉』の話をT君がちゃんと自分のものにしてくれていたというのが嬉しいです。

私は「故七田眞氏」から教わった魂の教育を、子どもたちと親御さんと共に学び日常生活の中で実践する教育をしています。「できる扉できない扉の話」(故七田眞氏『魂を磨く言葉集』)は、現実を創っているのは自分であって、現実に振り回される存在ではないということを子どもたちに伝えるための話です。

子どもたちの様々な姿から、いろんなことを気づかされる毎日です。

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