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母子一体感の正体

私の師、七田眞氏は、よく母子一体感というフレーズを使っていろいろなことを教えてくださいました。私の教室でも、お母さまたちに「母子一体感の大切さや重要性」をことあるごとにお伝えしています。

先日、あるお母さんにあらためてご質問をいただいたので、教室の先生たちに尋ねてみました。

ある講師は、「母子一体感は見えるものではなくて感じること、だと思います。なかなか言葉では説明できません。」と言いました。

ある講師は、「なかなか具体的に言葉で言うのは難しいけれどお母さんと子どもが、見えない糸でつながっている、ということでしょうか?」言いました。

また、ある講師は、「離れていても、お母さんがいつも見守っていてくれる、という感覚ではないでしょうか?」と言ってくれました。

どの答えも正解だと思います。

私はこのように思います。

「母子一体とは、双方向の愛と信頼」母が子どもを無条件に愛し、信頼するのはもちろんのこと、子ども自身が「自分は母に愛されている、信頼されている。自分が今どんな姿であっても母は自分を愛している、信頼してくれている。」 と自信をもって感じていることが重要なのではないかと。

つまり双方向の愛と信頼が、いわゆる『見えない糸』であり、母子一体感の正体なのではないかと思います。

なんだ、そんなこと。って思いましたか?

子どもがどんな姿であっても受け入れ、認め、信じ、愛し続ける、ということは一朝一夕に身に付くような、容易なことではありませんよ。

親としての見栄や立場、こうあってほしいというエゴ、世間体、すべてをフラットにして子どもの存在を受け入れるということはなかなかできないことです。子育てをしていく中で悩み、迷い、「母としての自分との対話」を何度も何度も繰り返し、たくさんの「気づき」を得られたお母さんにしかできないことだと思います。

私も、昔の育児日記を見て「こんなことで悩んでいたんだ。まだまだこの頃は世間体を気にしていたんだな。」と思うことがしばしばあります。「こうでなければいけない」「こうあるべきだ」という固定観念が全くなくなった今、もう一度ゼロから子育てをしてみたいな~と思います。

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