ただ、泣いて吐きだしたいだけなのかも
うちの教室で、「どうしてそんなことにこだわるの?」というような姿を子どもが見せることがあります。おそらくその子は、ただ、お母さんに叱られることで「泣き」たいだけかもしれません。泣いて泣いて泣き切ることで、心に巣くっているモヤモヤしたものを吐き出したいのです。
足で机を蹴とばす。
一枚というお約束を知っているのに、シールを何枚も貼る。
教材を投げつける。
教材を返さない。
お母さんの膝に座らない。
お母さんを叩く。
「あっちがよい」と、人の持っているものが「よい」と言う。
机の下にもぐる。
椅子の上に立つ。
窓やカーテンをいじる。
紙ではなく、机に書く。
紙をくしゃくしゃにする。
机の上に足を乗せる。
・・・・他にもいろいろ表現方法はありますが、ざっとこんな感じです。
叱られることをきっかけにして「泣きたい」のだ、というサインを見逃さないようにしてほしいです。けれども、お菓子やおもちゃで釣ったり、違うものでごまかしたりしてしまう方も多く、サインに気づいてくださらないことも多々あります。
お母さんがサインに全く気付かないことが続くと・・・・子どもたちは、諦めて、そして、どうなるか?
心の中のもやもやが勝手に消えてしまうわけではありませんから、弟妹に意地悪をしたり、お友達に意地悪をしたりして、さらに「叱られて泣く」きっかけを作るのです。
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