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子どもが泣き出すきっかけを与えるのも「愛」

今回は、私の教室のレッスンでよく見かける光景をお話します。教室では-1歳(胎児)から12歳の子をお預かりしているのですが、中でも、1歳半くらいから2歳代の子どもたちのクラスは、時にしっちゃかめっちゃかになりがちです。

どんな感じになることが多いかというと・・・・

子どもが、レッスン中にお母さんに対して理不尽な要求を言ったり、無理難題を言ったり、難癖をつけたりしてくることがあります。たとえば、子どもが書いたプリントにいつものようにお母さんが〇を付けたとします。すると、「書いちゃだめー!!」と、急に怒り始めるのです。お母さんは、「ごめんごめん。」とあわてて消すでしょう。すると、今度は「消しちゃだめー!!」と怒るのです。お母さんは「ごめんごめん」とまた、〇を書きますね?すると、今度は、「書いちゃダメって言ってるのにー!!」と怒り出す・・・。

何ですか、その理不尽は難癖は!

わかりますか?ゴネゴネゴネゴネの態度のあれです。こんな時、通室歴の長いお母さんは、こんな感じになります。

母「先生、これって「あれ」ですよね?」

講師「そうですね。たぶん「あれ」です。」

母「やっぱりそうですよね。じゃ、お願いします。」

講師「承知しました。では、いきますよ~」


「あれ」ってなあに?ナンノコト?

難癖をつけたり、支離滅裂な態度をとったり理不尽な要求をしてくるのは、実は、「泣きたい」きっかけが欲しいだけなんですよ。お母さんに叱られて、それをきっかけに泣きたいのです。潜在意識の領域に巣くっているもやもやを吐き出すために泣くのです。

なので、

お母さんと講師は、阿吽(あうん)の呼吸でこういう対応をします。

母「何を言ってるの! さっきから!!ゴネゴネゴネゴネと理不尽なことばかり言って!もう、いい加減にしてちょうだい!」と突き放す(ふりをする)

すると、子どもはワ~ンワ~ン、と大声で泣き出します。

そこで、講師「〇〇ちゃん、思いっきり泣いておいで。先生もお友達も待ってるからね」と言って教室から出て行ってもらいます。

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10分も大声で泣き続けたら、その後はケロッとして、レッスンルームに戻ってこられます。すっきり~。

下の子の誕生や、初入園、初入学、またお家を引っ越したとか、お母さんが育休明けで職場復帰とか・・・こういった環境の変化は、大人同様子どもたちにも大きなストレスになっているのです。

私の教室のレッスンでは、レッスンの前半に、深呼吸やイメトレをして、まず潜在意識の蓋を開けます。だから、隠れていた本音がムクムクっと出てくるのでしょうね。本音が出てきて、お母さんに本音をぶつけた後は、すっきり~、です。

講師、お母さん、他のお母さん、とみんなで協力して、子どもの心育てをしています。涙・涙・の感動的なシーンもたくさんあります。ありがたいことです。

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リタ
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