子どもの今の姿は「成長の過程」なんですよね。
子育て真っ最中のお母さんは、毎日毎日真剣で一生懸命です。
子どもをどこへ出しても恥ずかしくない一人前の大人にしなければいけない、という思いが強いあまり、子どもの導き方がうまくいっていない方も多いようにお見受けします。
特に母親は「懐中電灯」の光に例えられるように、いつも足元、そう「今」にスポットを当てますので仕方がないのですが、(ちなみに、父親は「灯台の光」に例えられます。子の行く先、未来を照らすということでしょうね)次のように考えてもらうと少し楽になります。
それは、
「子どもの今の姿は成長の過程である」ということです。
今、かんしゃく持ちだからといってずっと将来までそうとは限りませんし、あまのじゃくな面も、自分勝手な面も、のんびりさんな面も、すべて成長の過程です。成長とともに、子どもの姿はどんどん変化していきます。
本当です。
私たち大人も、まだまだ成長の途中なんですから。
子どもさんの今の姿を、何とかして「直してやろう」というあまり、叱って怒って、なじって親子関係をこじれさせてしまっている方がなんと多いことか!!
教育熱心な方ほど見受けられる傾向です。
そもそも
「直してやろう」
というのがいけません。
子よりも親の方が優れている、という上から目線がどうも・・・私は苦手です。
「親、どんだけ偉いねん」って思ってしまう。
親子の信頼関係が強く、「お母さんはいつでもどんな時でも、僕がどんな姿の時も絶対僕の味方なんだ」と子ども自身が自覚している限り、子どもの姿はどんどん良い方向へ変化していきます。親の方が思っているだけではなく、子どもがそのように信じているということが必要。
子どもの姿を変えていくのは
「叱ったり」
「怒鳴ったり」
「悪いところを指摘したり」
するのではなく、
「あなたを信頼している」
「どんな時でもあなたの見方」
「お母さんは決してあなたを見離さない」
という親の強くて深い愛なのでしょう。