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男性特有の病に対して。トランス女性の皆さんは、ちゃんと医療の場においては自身の身体のことを申告していますか?


皆さん、埋没中の方で、病院に行った時、自分の体のことって、ちゃんと申告してますか?

今回は、埋没して生きるトランスには、特に気をつけなきゃならないトランス特有の怖い病気についてお話します。

膀胱炎というのは、よく聞く病気で、不潔にしてたり、疲れやストレスによって、なるものと言われていて、一度なってしまうと癖になるみたいなもので、なんども繰り返す人もいるようです。

ちなみに私がそうでした。

ちょっとハードワーク続いたら、決まってコレになるみたいな感じです。

「あっ。オシッコでにくい。」


「さっき、オシッコしたばっかりなのに、また行きたい。」

「オシッコした時に痛みを感じる。」

「あら、やだ!血尿。」

などなど。

一見、「膀胱炎かな?」

と思いがちなのですが、実は別の場所が炎症を起こしているかもしれません。

実は、男性から女性への性別適合手術をしても取りきれない男性特有のある器官があるのです!

実は、それが体のトラブルの原因かもしれません。

それは、前立腺。

前立腺とは、膀胱のすぐ下にある、尿道を取り囲んでいる器官で、精子を保護する精液の一部である前立腺液を作るなどの役割を担っている器官です。

膀胱炎と同じく、尿道から菌が入り、前立腺に広まった結果、前立腺炎を起こすと言われています。

これになるとどんな風になるかというと残尿感、頻尿、排尿痛、血尿は膀胱炎と同じでような症状があると言われています。

以降は私の体験ですので、一概にこのようになるとはいえませんし、個人差により様々だとは思いますが、

ここからが、大問題です。

想像してみてください。

オシッコを無理やり止める時に、キュッと力入れて、締める部分あると思います。

そこからお尻にかけての部分が、はじめはムズムズ、むず痒い感じが襲ってきます。

それがだんだんと鈍く耐え難い痛みに変わる。

最終的には、耐えられないくらい、いてもたってもいられない痛みに変わります。

診察してくださった先生曰く、前立腺炎の痛みは膀胱炎の痛みに比べて強いらしく、痛がる様子から、膀胱炎ではないのではないか?おそらく他に原因があるのかもしれない!と感じたと言われました。

さて、ここからが本題です。

私は、病院で特に身体の内部を見てもらう時には、ちゃんと先生に、自分の体のことを伝えています。

もしも、私が自分の体のことを伝えていなければ、膀胱炎にしては痛がり方が強い。それなら、別の原因も探ってみなきゃなって、場所が場所だけに、婦人系の病気がないか調べましょうかとなります。

そこになんにもないのですが。

検査すれば結局わかるんですが、その時間も労力も無駄になる上、その時間に待ってる人もいるわけで、そもそも今ある痛みが癒せないので問題解決にはなりません。

また、それで本当の原因をこぼしてしまうことにもなりかねません。

だから、病院ではちゃんと自分の身体の状態を申告した方がいいと思います。

これは、先生もおっしゃってました。

確かに日常生活においては、周りに伝える必要というのはそうそうないとは思います。

しかし、こういった命にかかわる医療の現場においては、しっかり申告する必要があるなと思います。


元男だからとかではなくて、男性的な器官を身体の中に有する女性として。

男性特有の病は、男性はもちろん、トランス女性においても患う可能性は0ではないだけに、体調管理や、入院時の保険等、しっかりそこまでカバーできているものなのかの確認なども、しっかり備えておきたいものですよね。


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