読書メモ1「読書は格闘技」
知人が影響を受けた人だという瀧本哲史さんの本を貸してくれた。
この本より先に、
「僕は君たちに武器を配りたいエッセンシャル版」
を借りて読んではいたのだけれど、
読書メモを作るなら、まずはこっちからかな、なんて。
本を紹介している本の感想って、どうなのと思いつつ
読みたくなった理由なんかを。
「ビジョナリー・カンパニー」の本に「時を告げるのではなくて時計を作れ」とあるらしいが、
その時計が狂うときに、それをただすことができる人はいるのかな。
そもそも時計のネジを巻く人はいるのかな。
サミュエル・ハンチントン「文明の衝突と21世紀の日本」
「フォルト・ライン戦争」=文明の境界付近で起きる紛争→半永久的に続く
卑近な例過ぎて恐縮しちゃうけど、
私が常々思ってた区境、県境でも見られる端っこ底辺化みたい・・・
これは中央へのあこがれや、承認欲求、劣等感などが関係するのか。
そうだとしたら心性の問題でもあるのでまるで片付かない。
「現代の二都物語」
人や物を無理矢理集めて「場」を作っても、それが小さい塊で閉じてしまっては「場」としての価値が下がってしまうということが書かれてる様子。
家を作ったからと言って家族が仲良くいるとは限らないのはみんな知っているけど「自分だけは」となるのかな。
同じ家に住んでいるからといって、個人が閉じてしまえば「家庭」としての価値などないに等しい。
そうして「同じ姓」など「形」にこだわる人々が爆誕するのかもしれない。
「山月記」
大人になって読むとまた格別。
芥川龍之介をみっちり読んだ時に持つもじもじする気持ちをこちらでも味わえる。
「しろいうさぎとくろいうさぎ」
人を条件なんか見ないで、ただ好きだよってできたら、もう少し優しい世界になるんじゃないかな、なんて。
読みたい本だらけになるすてきな本。
私はいろいろ心に寝かせておいて後から「あの時読んだあれだ!」となるタイプだなあとしみじみと思いました。
おしまい