【ピアノ初中級】電子ピアノのほうが生ピアノより上手く聞こえる問題
レッスンで生ピアノを弾いた時、自宅の電子ピアノの練習とは聞こえ方が異なるというのをよくピアノ練習者のブログなどで見聞きします。
自宅にある電子ピアノで練習していた時のほうが上手く聞こえる事があると。今の自分がまさにそんな感じです。
近視になった事がない人は近視の矯正なしの見え方がわからないように、上級者なってしまえば、生ピアノが、電子ピアノ以上に上手く聞こえるのが当たり前になる(人によるかもしれない)ので先生方には生徒の気持ちがわかりにくいかもしれません。
電子ピアノの音源ってどうやってつくられるのか…
素人にもわかるように書いてあるサイトがありました。
音響工学の専門家の説明ではなく、一番簡単そうなサイトから引用してみる。
どうやら何種類ものピアノの音を録音しているデータらしいことがわかった。元のピアノの機種も関係ありそうなのだけれど、これ、そもそも弾いてる人がピアノの専門家なのではないのでしょうか?
それとも機械で打鍵している音源なのか?わかりません。
音源ピアニストの打鍵ってそもそも人生で何時間くらい練習した後のものなの?
音源ピアニストっているのだろうか?
何種類ものピアノの音を録音するにあたって、これを複数のピアニストが務めていたとして、仮に平均26才、3歳から開始として考えてみた。
1日最低2時間は練習する人(ピアノ歴23年)
■2時間×365日×23年=16790時間
1日15分は練習する人(ピアノ歴3年)
■0.25時間×365日×3年=273.75時間
適当な計算なのだけれど、
16790時間÷273.75時間 =最低練習時間数だけでも約60倍の開きがある。もっともっと差は大きいはず。
ピアノを練習して少しばかりの人が、この電子ピアノの音源の人と同じ打鍵をしているとはとても思えない。ので、このポイントのどこかを超えるまでは電子ピアノのほうが上手く聞こえるのではないかと。
美しい音を出すために最適化されすぎている電子ピアノはどのように押しても美しい音がするのに対して、生ピアノは微妙な力の入れ具合で、空気の震え方何億通りにもなるのではないかと思う。そのうちの美しい分だけが電子ピアノに再現されている。美しくない分のサンプリングは欠落している?のだろうか。
でもこれ、実はこれの逆を目指せばけっこう良い音で弾けるようになるのではと考えた。
つまり、生ピアノを弾いた時に家にある電子ピアノの音源のように聞こえるように打鍵するにはどうしたらよいかのポイントを探って練習を続けていくと美しい音に近づいていくような気がするのだ。
普通の顔の平均値をとると美しい顔になることが知られているので
ある音の平均値である複数ピアノのサンプリングデータの音に近づけていけば音も多少は美しくなるのは実は間違いではないような気がするのです。
コンクール目指す人なんかは求める1音に何時間もかける人がいるみたいで、すごい世界だと思うのだけれど
1音を5分続けるのも厳しそうなので、好きな和音で何回か試してみる…くらいから始めてみる、くらいで、楽しむための音楽ならば充分なのではないかと。
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