公文のオブジェ
公文では高進度学習者賞といって、3月末日までに3学年先の学習が終わっているとオブジェをもらえる制度がある。
ちょうど 1 年前の今頃、入会してすぐの娘は、同級生がもらっていたのを目の前で見てやる気スイッチが入り、そのまま 1 年駆け抜けた。
夫の提案で始めた公文。
私はさほど身が入ってなかった。それ以外の習い事の送迎やケアでいっぱいいっぱいだったというのが本音だ。だから家でも終了したプリントをせっせと捨てる以外、ほぼノータッチだった。
それでも、「ぜったいオブジェもらう!」と意気込む娘を見て、こんなに頑張って、期待して、結果残念だったら…と不安な気持ちもあった。
娘の背中を押す先生に、実際現実的にはどうなのかと面談時に聞いたこともある。
そんな親の懸念もよそに、娘は長期休みも旅行時も関係なくプリントをこなし、一年で見事オブジェを獲得した。
短期決戦だからこそできたのかもしれないと言う私に、先生がこんな言葉をくれた。
先生のメッセージを読んで、感動して泣けた。
そうなんだ。
娘はほんとによく頑張ったんだ。
名誉とキラキラに惹かれてだろうが、数学年先の学習内容に毎日コツコツ取り組めたことは何より尊く素晴らしい。
頑張れるのも才能だ。
娘が今後いろんなチャレンジに遭遇する中で、このオブジェが背中を押してくれるような、そんな存在であればいいと願っている。