諦めずに好きなことを追う尊さ
半年くらい前から、息子がサッカーを始めた。
入会手続き含め、メインの送迎は夫で、私はたまに送迎に顔出すくらいだった。
バスケットボールもサッカーも、自分がやるのも観戦するのも好きだが、子供の観戦は苦手だ。
こんなものに苦手もなにもと思うだろうが、サッカーやバスケットボールは自分でもらいに行くかパスを受けるしかボールに触る術がなく、初心者で動き方もわからず、ボールに全く触れず、ただ走るばかりの子供の姿を観てるのが辛かったからだ。
自分でも水泳やジムや登山のような個人種目を好んだし、子供にもスイミングや体操などの習い事をさせていた。(サッカーは夫が急に連れて行ってそのまま申し込んできた)
案の定、息子のサッカースクールに私が見学に行った時は、ほぼボールに触れておらず、ただ走る回るだけだった。
シューズやウェアを買う時、ボールや専用バッグを買う時、いつ辞めてもおかしくないよなと思っていた。
だが、息子は辞めなかった。
スクールのレッスンに行くことも嫌がることなく、日曜は夫と公園で練習し、長期休みも練習を重ねた。
スポーツというのは単純に努力と比例するわけではなく、息子は楽しそうにボールを追いかけてはいたが、同年代の上手な子と比べると、上の層は厚く、レッドオーシャンに自ら飛び込むものだよなと思っていた。
その息子が、今日こぼれ球をキックして、ゴールを決めたらしい。
夫の速報と、送られてきたビデオを見て、私はゴールした後の息子のガッツポーズする姿と、駆け寄った仲間に抱きつかれる姿を見て、思わず涙が出た。
※そして「かけっこ一位になった!」くらいのテンションでおばあちゃん達にも動画を共有した。
半年近くもスクールに通って、初ゴールは遅いのかもしれない。
だけど、その間、諦めることなくボールを追いかけて、休日も練習を重ねた息子がただただ誇らしい。
ごめんね。母ちゃんの方が先に諦めていたよ。
得意じゃなくても活躍できなくても、ボールを蹴るのが好きで、サッカーが好きな彼の気持ちを今後もずっと応援したい。
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