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ジレとオシャレと私

「チョッキ」と言うことはないけれど、「ジレ」はなんとなく気恥ずかしい、「ベスト」くらいが丁度いい塩梅、という世代とオシャレ偏差値で生きてきた。

着心地も品質も良くてバリエーションも増えているファストファッションを愛用しつつ、仕事着だけピンポイントで買う生活を続けていたが、

を読み、着痩せコーディネートのバリエーションに興味を持ててきた。

そして、買ったのである。着痩せコーデでお勧めされていた「ジレ」を!

仕事着をよく買うブランドでジレでフィルターし、吟味を重ね、ベージュのロングウールコートジレをえいや!と購入した。

ジレを選んだのは着痩せ以外にも理由がある。
私は暑がりで、厚手の冬物コートを着て、電車や建物内でジンワリ汗をかくのが嫌なのだ。
とはいえ、薄手の格好で風邪を引くことは避けたい。
その間をとってのジレ、ということで自分なりに良い選択をしたつもりでいた。

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一気に寒くなり秋晴れの今日、外出予定がありロングウールジレを初おろしした。

出掛ける直前にジレを羽織り、鏡を見た。

不思議の国のアリス」に出てくるトランプ兵がそこにいた。

なんということでしょう。
直線のラインが着痩せになるはずが、もはや自分がヌリカベかトランプ兵にしか見えん。

あまりの滑稽な姿に迷ったが、時間の余裕もなかったので、とりあえず出発した。トランプ兵のままで。

実際に着てみて、ウィンドウに不意に映った自分の姿に「トランプ兵やん!」となる以外は、当初想定した通り、電車内と外の空調差も吸収してくれ(脇に汗をかくのが嫌い)、ウールのロング丈なので足まで防寒してくれた。

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オシャレのハードルは高く険しい。
以前、澤円さんがパーソナルスタイリングサービスを活用されているのを知り、もう何年も前になるが同じサービスを活用したことがあるのだ。

サービス内容は朧げではあるが、クローゼットのチェックをしてくれ、買い物に1日同行してもらった。(メイクとヘアもあった気がする)

当時はコロナ前で毎日出勤していたので、仕事服としてブラウス数枚とパンツ、ハードめなシューズ(革靴)を買った記憶がある。

数年経った今、それらはほぼ手元に残っていない。
革靴は靴擦れを起こして履くのが苦痛だったし、服も、率直に言うと着心地が良くなくテンションが上がらなかったのだ。

自分にとって1番優先度が高い着心地と取り扱いやすさ動きやすさ、それに加えて着痩せとオシャレとなると、本当に難易度が高い。

トランプ兵の格好で都市部を移動しながら、チャレンジあっての失敗、これも学びなのだと自身に言い聞かせる😭

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