花にまつわる思い出
7歳の息子が母の日としてピンクのカーネーションを買ってきてくれた。
生花は命に限りがあり、それゆえ美しい。
結婚祝いでもらった花瓶
結婚祝いで夫の先輩からバカラの花瓶をいただいた。
「花を買って帰るような人になってね」というような粋なメッセージと共に。
夫が花を買って帰ることはなかったが笑(それ自体は私も花より団子派なのでなんとも思わないが)、時折り、花束をいただく機会に(つまり日常ではなく、特別なタイミングで)活躍してくれる。
その度に私はその先輩の粋なメッセージを思い出し、私もそんな人になりたいと思うのだ。
特別な日の花束
日常で花を飾る生活はしていないので、花束をいただくタイミングは常にスペシャルだ。
卒園式、ピアノの発表会、異動や退職時。どれも当たり前にあるイベントではない。
そして自分が買うのは、親友だった同僚の命日のお墓参りの時。(亡くなった後、その同僚がピンクが好きだったことをパートナーさんから伺い、以来ピンクの花束を毎年買っている)
そんな思い出と共にある花束。
息子からのカーネーションも期間限定かなと思いつつ、私宛だけでなく、私の母にも買ってきてくれる息子の優しさを記憶に残しておきたい。
いただいた花束と共にある温かい思い出を思い起こすと共に、ペイフォワードで私も特別なタイミングで花をサラッと渡せるカッコいい大人になりたいと思う。