M 先生と息子の絆と、愛を知ったこと
保育園に通ってた時、息子がひときわ懐いていた先生がいた。
M 先生。
メインの担任ではなかったけれど、サポートとして同じクラスで面倒をみてくれていた。
息子は M 先生が大好きだった。
アクアビーズで作った伊黒小芭内
ちょうど年長の今くらいの時期。息子がアクアビーズで伊黒小芭内を作ってほしいと言い出した。
「鬼滅の刃」のアクアビーズはクリスマスプレゼントで親戚からもらったものの、善逸を作ったきり、使われずにお蔵入りになっていた。
「いいけど、なんで?」
「M 先生が鬼滅の刃のキャラクターで伊黒小芭内が1番好きなんだって」
なんと。プレゼントを作るのに母を使うか。
…承知した。
伊黒小芭内は善逸よりデザインが複雑で難しかったが、先生の誕生日も近いしという息子の優しさに心を打たれ、気合を入れて作った。
※作っている途中、誤ってひっくり返され、最初からやり直しになり、大人気なくキレたことは置いておくとして。
なんとか作った伊黒小芭内のアクアビーズを翌日先生に渡したら、ものすごく喜んでくれたらしい。
嬉しそうな息子の顔を見て、私も嬉しく思った。
先生からもらった手紙
卒園する少し前に、先生から手紙を手渡しでもらった。
息子宛と私宛。
その時に、息子が先生にメッセージを書いていたことも教えてくれた。
「M せんせい、いつもありがとう。
しょうがくせいになってもわすれないよ。」
先生はそれを読んで、嬉しくて泣いてしまったのだと。
そして更に教えてくれた。
M 先生が最初にバイトで入った時、1 番最初にオムツを替えたのがうちの息子で、そこから卒園まで数年間ずっと同じクラスで、いつもニコニコ話してくれる息子に救われていたのだと。
他のクラスにサポートに入らないといけない日も、外から笑顔で手を振ってくれたり、クラスに戻ったら駆け寄って抱きついてきてくれたのだと。
プレゼントや手紙をくれてとても嬉しかったし、遊んでいたおもちゃを友達に譲ってあげる優しさに心を打たれたのだと。
卒園後も運動会など観に行きたいし、よかったら年賀状などやり取りさせてほしいと、
そこには綴ってあった。
M 先生へ
私はイベントの時に 2人の写真を撮ったり、息子に言われるがまま、アクアビーズを作ったり、折り紙を用意したりしただけだった。
息子がこんなに、愛に溢れた人なんだと知りました。
M 先生、幼児期のキラキラしたあの頃、息子のそばにいてくれてありがとう。
息子が愛情深く、優しさと愛を届けられる人に育ったとしたら、それはきっと M 先生のおかげです。
運動会、観にきてくれると嬉しい。
保育園にも遊びに行くね。
私は変わらず、レターセットを用意して、息子とプレゼントを一緒に用意して、写真を撮ることくらいしか、きっとできないけれど。
息子と出会ってくれてありがとう。
息子が大好きだった先生のこと、私も忘れません。
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