月曜日はジャンプの日だった

日々仕事に没頭していると曜日感覚がわからなくなることがある。
子供の習い事予定で強制的に引き戻される。

休みの前はテンションが上がり、週の半ばが1番しんどい。

日曜夜かちびまる子ちゃんの日であり、サザエさんの日であり、
月曜は週刊少年ジャンプの発売日であった。

今ではあまり見なくなったが、
約 10 年ほど前、
月曜に駅ホームの売店で週刊少年ジャンプの漫画雑誌を買い、セカンドバッグを持つかのように抱え、電車内で読み、読み終えたら網棚に置いていく…という勢が一定数いたのだ。

まだ独身で社畜のごとく仕事にアクセルをフルで踏み込んでいた時代、私も月曜の会社帰りにリポDならぬ、ジャンプを買って週始めの弾みを付けるという、今思うと謎なルーティーンがあった。

そしてそれは結婚後も夫婦でジャンプを共有して (読む漫画は違っていたが) 読む生活が続いた。

今はすっかりアプリになって、
令和になった今も私がまだジャンプを読んでいることを周りは知る由もないだろうなと、
HUNTER×HUNTER の連載再開に際してつい、ジャンプ＋のアプリから買ってしまったことから思う。

スマホを見る行為一つとっても、
SNSを見ているのかもしれないし、
Kindleで本か漫画を読んでいるのかもしれないし、
ネットサーフィンをしてるのかもしれないし、
いろんなことが端末一つの世界でできてしまうだけに、外からもキャッチしずらいし、自分から意図的に発信していかないと伝えられることもできない。

そういう時代になったんだなと
少しの物寂しさと哀愁を感じながら、
月曜かかさずジャンプを買って読んでた日々を思い起こす。

今はジャンプに頼らなくとも、それ以外のエンジンを見つけたが、あの時はあの時で週刊を待ち望み、楽しみにし、自分のペースメーカーにしていたのだ。

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