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日本の観光地は第二のグアムになるのか

今シーズン 2 回目のスキーに来ている。
北海道と長野という異なる地ではあるが、共通しているのがインバウンド客(海外からの観光客)が 8 割近くを占めることだ。
※体感で言うと、9 割以上にも思えているが、レンタルショップの店員さんが 8 割と言っていたので 8 割に。

割合が多いと、サービスもそれに応じたものとなる。

食事なども一品が 2000 円近くするし、レンタル代、宿泊代、リフト代、全ての値段が底上げされている。

そしてメニューや説明は基本英語。
日本語の横に他言語ではない。日本語の記載自体がないのだ。(スキーレンタル時に「名前は(漢字ではなく)カタカナで書いてください」と言われた(ローマ字のところもあった))
店員さんも海外の人ばかりだ。英語で案内される。海外に来たかのように錯覚しそうになる。
ゲレンデも体感 9 割近くがインバウンド客だった。

北海道のゲレンデでレッスンを受けた時のインストラクターのおじさんが言っていた。
日本人はもう来れなくなっていると。

北海道の有名ゲレンデだからなのかと思っていた。
が、長野でもこの状況。
日本の観光地はインバウンド客が占めるようになったのだ。
そしたら日本人の休日は何を?近場で過ごしている?

⭐︎⭐︎⭐︎
着想的に思い浮かんだことがある。
15 年以上前にはなるが、ハワイやグアム、サイパンに行った時に観光客は日本人が多く (ダイビングのライセンス講習は日本人グループしかいなかった)、グアムでタクシーに乗るとサザンオールスターズの曲がかかり、英語で話し掛けると日本語で返された。
※歴史的な背景もあるだろうが。

そして、以前にも投稿したが、フィリピンのリゾート地に行った時、現地の人はほとんどいないことに気付いた。

日本がそういう状況になっているんだ。

海外旅行も円安の影響で、行くハードルは格段に上がった。
親世代はまだいい。
子供世代が、日本の有名観光地や名所を訪れる機会もなく、海外でギャップやサプライズを感じる機会もないのは大きな問題だ。

インターネットや AI が浸透して知識は容易に得れるようになってきたとしても、現地に降り立ち、実際にその空気に身を置くことでしか得られないものがある。

その環境でどう生きるか。
私も家の中や近所の娯楽で満足するだけでなく、意識的に視点を外に向けるように強制的に外に出るイベントを大きな石として先に入れていきたい。

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