照国神社と知覧と熱殺蜂球
鹿児島というよりも、薩摩藩のお話です。
偏見に満ちているわたしは東北のように寒い所は人が住んでなかったんじゃないかとか、薩摩のように日本の中心地(江戸)から遠い所は過疎地だったんじゃないかとか失礼にもほどがあることを考えていました。
学校で歴史の授業をちゃんと聞いていたのか?と自分を説教したい気分。
今回、島津斉彬公の事跡や知覧特攻隊、西郷隆盛についての歴史ツアーに参加してきました。
簡単に歴史ツアーと言えなくて、歴史は外国で起きた事と密接に絡み合っていることを具体的に教えていただきました。
こういうツアーに参加すると、単に物見遊山で旅行するよりも勉強しながらの旅行の方が面白く感じます💗
そして、例えば戦争だとか、人口削減だとかどう考えても悪い事だろと思うようなことも、される側から見るのとやる側から見るのとでは、全く違ってきて、やる側にはそれなりの正義があるのだと。
彼らの正義のほとんどはキリスト教に基づいているわけだけどね。
斉彬公の行動とか教えとか考え方とかもうすごすぎて、これ以上書けない自分があんぽんたんで情けないよ。
斉彬公は突出して素晴らしい人だけど、江戸時代には同じように先見の明があったり世界の事情に精通していたり、若者に薫陶を与える人たちが何人もいたわけです。
明治政府の画策で、わたしたちは「江戸時代は鎖国して農民が虐げられて武士が威張っていて女性の地位が低くて」と思い込まされています。
明治の時代に急速に日本が発展できたのは、選ばれた人たちがイギリスで勉強してきて西洋の技術を取り入れたせいもあります。
が。
それ以上に日本人にそれを受け入れて発展させる素地があったからです。
その素地は武士階級だけでなく一般庶民も寺子屋で勉強していて、賢かったから短期間に急成長できたのです。
全ては江戸時代の教育のおかげなのよ。
今回、斉彬公の事をいっぱい勉強してきましたが、それ以上にわたしが感動したのは、みつばちの話。
知ってる人も多いかと思いますが、「みつばちの熱殺蜂球」
熱風と聞き間違えてました、わたし。
この熱殺蜂球は日本ミツバチだけがやるスズメバチ撃退法なんです。
でも、西洋ミツバチも日本で長く暮らしてると全員じゃないけど、同じような行動をとるようになるそうです。
まあ、全員じゃないよ。
と言うことは、日本という国土には外国のミツバチでさえも日本の佳き風習に感化させるエネルギー、波動、磁場があるんじゃないかと先生は言われていました。
熱殺蜂球が佳き風習かどうかは、人によって考え方は違うでしょう。
自分が死ぬこともあるわけです。でも多くのミツバチ仲間は助かるわけです。死ぬかもしれないという恐怖がありながらもみんなの為に力を合わせることができるのが日本人なんだと先生は言われていました。
その意識が知覧特攻隊にもあるのですよと。
西洋ミツバチはぜっ~たいに熱殺蜂球なんかしないわけよ。
伝統的にしない。
そんな遺伝子持ってない。
それが日本で生活してると、何匹かは「日本いいよね」と感じてきて「俺たちもスズメバチにみすみすやられていいわけないよね」と力を合わせる事の大切さが理解できてくるんでしょう。
人も、ミツバチを見習えと言いたくなるわ。
偉そうなこと書いてるけど、わたし自身、まだ日本みつばちのように崇高な意識を持ててないから😱
わたしこそ、日本みつばちに学ばないといけない人間。
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