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1970年代

(※この投稿は作業場代表による気まぐれ投稿です🤣 MUCOLU)

捜し物をしていたら、1970年代〜80年代に行ったコンサートのチケットの半券が沢山出てきました。
近年では映画「ボヘミアン・ラプソディ」の影響により、人気が再燃したQUEEN。これほどまで人気が再燃するなど、あの時期は思ってもみませんでした。
写真のチケットは1979年5月のコンサートの時の半券です。
楽器はもちろん、音響効果や照明など、アナログを駆使したコンサートよりも、昨今のデジタル音楽の世界が、はるかに凄いことは当たり前のような感じがします。しかし、生き字引のような私達世代は、確かにあの時代、音楽文化を後世に残すような凄いアーティストとともに、音楽文化の流れの尻尾に止まる蝿のように生きて来られたのは事実です。

レコードと同じか、それ以上。正直、誤魔化しの無いバンドサウンドが沢山聴けました。打込みやステージ上での演奏技術以上のトリックは無い上、時代的に考えてもテクノロジーはその後のこと。ミュージシャンには必要性もなかったのでしょう。

この時のQUEENは、シンセサイザーなど、まだ使っていなかったので特殊効果などはオープンテープのマルチトラックレコーダーが何台もPA卓に並んでいた記憶があります。(QUEENはアナログ音響効果を駆使していました)
今でも、あの日のQUEENを生で聴くことが出来たのは、私の大きな財産です。

それよりも更に前になります。新幹線が全線開通してなかった時期、サンタナや、いろいろな海外バンドのジャパンツアーを聴きに行きました。アルバイトで貯めたお金で、はるか県外まであちこち。高校の停学覚悟で夜行列車で向かった事は大変大きな経験になっています。
特に後々に仕事で役立っているのは、サンタナ。
生で聴いた時は、それは、オルガニストのグレッグ・ローリーが、何故、あれ程の暖かな歪みのある音を出せるのか。当時、海外の有名なロックバンドのコンサートを、NHKテレビが「ヤングミュージックショー」という貴重な番組を放送していました。この番組の中で、サンタナによる外国でのコンサートが放送されました。しかし、生で見たコンサートの音、そして確か大阪でのコンサート(東京かも)の放送だったと思いますが、グレッグ・ローリーのオルガンサウンドが、海外のコンサートの音とは違っていたのを覚えています。

 当時、アメリカでカスタム楽器を作っていた知人が、近年話してくれたその内容は、私が思っていたことが正解だったことを裏付けました。日本だからこそ、レコードよりも更に深い歪んだ音が出せたことに、この時にやっと証明され、胸がスッキリしました。ただ、コアなファンの人からすれば違うという人もいるかも知れませんが、十中八九、間違いはないと思っています。ただ、この内容については、いつかは記事にしたいと考えています。これには数十年の年月がかりました。どの本にも書かれていなかったことが分かり、後に仕事で役立てています。

あの時期、レコードで音楽を聴く事には、人々は無意識にも音楽を大切に聴こうとする所作がありました。
レコードに針をそっと降ろす所作は、レコード、なかんずく、音楽というものを大切に扱う体の動きだと思います。
しかし、こんな立派な理屈を述べても、仕事ではCD、また、作品をサブスクやYou Tubeなどを利用ししたり、寝る時はCDプレーヤーで静かな音楽をリピートで延々と流す自分は、言ってることがどっちやねん!と、突っ込まれても仕方ないとは思っています

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