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自分の生きがいは、”忙しさ”に依存していたのかもしれない。

デンマークのフォルケに着いて約1ヶ月が経った。怒涛の1ヶ月だった。でも何か得たのだろうか?という不安も同時に抱えている。

正直な話、つい先日「フォルケ 楽しくない」で検索してたくらい。ここだけの話。

パートナーとの生活の方が、留学のために必死にバイトしてる時の方が、学外の活動をしてる時の方が、授業の合間にサークルの練習してる時の方が、閉店間際のスーパーに駆け込んで自炊の買い出ししてる時の方が、楽しかったと思ってしまう自分がいる。

でもそれを認めてしまうと、貯金を全投資して、祖父母から借金して、両親から出資してもらった意味がないじゃないかと思って目を逸らしてきてた。でもやっぱり、何か物足りない。もちろん圧倒的に英語力は足りないから、吸収してる情報量も少ないとは思う。けどそれでも、このもやもやした感情は確かにある。

あと5ヶ月間本当に楽しめるのかな。

でも、フォルケホイスコーレというもの自体が「テストなし」「評価なし」「自由な時間が多い」といった特徴を持っていて、『評価しないし成果も求めないよ~好きなことやりな~』なスタイル。

しかも、何もしなくても時間になると1日3食(土日は2食)健康的でおいしいご飯が食べれて、掃除は自分の部屋と割り当てられた教室だけすればよくて、温かい部屋と清潔な布団(定期的にシーツ交換有)が用意されていて、、、一人暮らしをしているときと同じように親元を離れて生活しているわけだけど、圧倒的に一人暮し期間の方がサバイバルだったと思う。

つまり、これまで21年間身を置いてきた「成長・成果・結果を重視」「休まない(休めない?)」「忙しくて当たり前」な環境から距離を置いている今、それ以外で喜びや生きがいを感じる術を知らないだけなのかなと思っている。

それに、生まれてから定年退職?まで立ち止まる余白なんて与えられずに、ほぼノンストップで走り続け、生涯を終えていくってことを考えるとその方が嫌だ。

そう考えると、就職活動が本格始動する前のこのタイミングで半年間という休息期間は大事なのかもしれない。(なんならそれに気づいてここに来ていたはず、、?)

正直、勝手な先入観で留学=コンフォートゾーンを抜け出すことだと結び付けていた。

でもきっとフォルケにおいては、健康的で文化的な生活が保障された環境下で、新しいことにチャレンジしたり、自分と向き合ったり、ただただ好きなことに没頭できるその時間に価値があるのだと思う。

残りの5か月間で、成長や結果にとらわれない自分の喜びとか生きがいになるものを発見してみよう。目標に追加!


追記:楽しくないとかほざいてますが、ここにきてよかったと思える友達はたくさんいます。授業も50%くらいしか聞き取れてないけど面白いです。まだあまり深くは話せてないけど、先生たちも面白い人が多い印象。それに最近は学校内に4つの政党が爆誕し、今日は選挙小屋みたいな感じで各政党の話を聞いたり、木曜日には政党同士のディベート、金曜日には投票があったりして、若者の投票率80%越えの国デンマークはやっぱり違うなと思いました。今日のディナーの時間、自分の座った席では、とある政党の発起人がいたこともあり「ほかの政党はヨーロッパとか性別が男性ばかりに偏っている」とか、「選挙小屋の時にケーキ配ってたけどあれってお金ばらまいてるのと同じじゃない??」とか話していて求めていたものを吸収できました。なんなら英語の授業でも政治の話したなぁ。そんな感じで、「人生の休息」という一つのテーマを持ってきていたはずなのに、楽しくないと勘違いして(?)思ったこと書き連ねnoteになりました。冷静に24週のうち4週が終わったのは信じがたい事実なわけで、このままだと気付いたら半年終わっている気がしてやまないので、いろんなこと吸収しつつ、自分と向き合いつつ、今後も色々と考えていきたいと思います。


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