SDGsを本気で実現したいのならば

Z世代、若者世代が怒っている。
今の大人たちは、自分たちの未来を本気で守ろうとしてくれていないことを。
本気で環境危機に対処しようとしていないことを。
つまり、大人世代には、危機感が無い、薄いということだ。


環境危機や自然災害に本当に危機感を持っており、本気で対処しなければと思っているのであれば、もっとも効果的な対策は、世界中の工場を一定期間止めればいい。
もちろん、そのことによる弊害もあるだろう。
しかし、人類全体に及ぶ被害に比べれば、どちらを我慢すべきかは明らかだ。


3か月や半年、洋服を買わなくても、生きていくことに支障はない。  (私は、10年以上同じ服をきている。)
必要な人がいるから作っているのではなく、売りたいから作っているという産業が多くある。
前提となる考え方が根本的に間違っているために、多くの問題が発生しているのだ。


「商品価値」が下がるから、値下げせずに廃棄していますが、本来は、モノは使うために作っているはずである。
商品価値が下がっても、使用価値が下がらないのであれば、廃棄する必要はないはずだ。


使用されずに、何十着もタンスにしまっている人に、さらに売りたいがために作っているのだ。
一年くらい買わなくても困らない。ぼろでも着ることはできる。
自然災害の方がよっぽど困るはずだ。


資本主義経済の仕組みと考え方にどっぷりとハマってしまっている今の大人世代には、このような当たり前のことが理解できないようだ。
従って、SDGsを本気で実現しようとはならないのだろう。

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