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“愛”こそ私の人生

「愛」って何だろう。


 そんな疑問を抱いたのは、私が小学校3年生の頃だった。
いつかに聞いたその言葉は、私の脳裏にへばりつき、一瞬たりともその影を消したことはない。

 大げさに聞こえるかもしれないが、これは真実だ。
家族と団欒しているとき、友達と遊んでいるとき、ゲームをしているとき、猫を撫でているとき、勉強しているとき、どんなときでも、それは形を変えて私の前に現れる。

 愛とは何か、そんな疑問が常に頭をよぎっていた。

 “あれ”から約11年が経ち、私の中に1つの「愛の定義」が完成したので、ここに書き記そうと思う。

愛の定義

 愛の定義は、人によって様々だ。
「大切な人に抱く特別な感情」と主張する人もいれば、「人や物を大事にする気持ち」と主張する人もいるだろう。

 ここで一度、一般的な愛の定義について紹介しようと思う。
新明解国語辞典では、

個人の立場や利害にとらわれず、最大限に恩寵していきたいと願う心情。
新明解国語辞典より

としている。

 つまり、個人の立場や利害にとらわれない、いつくしみの心こそ一般的な愛の定義だといえるだろう。

 しかし、私にとっての愛の定義は上記のものと異なる。
ここからは、私の過去の経験を交えて愛の定義について述べようと思う。

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