見出し画像

ビットコインと共同幻想

トランプさんが次期大統領に就任することが決まり、ビットコインの価値が上昇しています。ビットコインとは何なんだろうと考えた時に、お金も実態が無いのではと思いました。実は人間社会は高度に発達すればするほど共同幻想で成り立っている事に気づきました。


共同幻想とは


共同幻想
とは、ネットで調べると「人間が集団を形成するときに生み出される幻想。特に、家族・社会・国家・民族など個人を超える集団の秩序やそれへの帰属を理解するための観念をいう。」とあります。

私なりに簡単に解釈すると、皆が信じるから(共同幻想)、社会的に通用している形の無いものと言えるのでは。

お金・法律・損害保険共同幻想で成り立っています。

お金は、受け取った1万円札で、日本国内において、1万円の価値の物と交換できると信じている(共同幻想)から流通しており。皆が信じているから、原価10円の1万円札を大事に保管して、ありがたがる。

法律は、法律を破ると国家権力によって拘束されて刑罰が執行されると誰もが信じている(共同幻想)から社会の秩序が保たれる。

損害保険は、事故が起こった時に約束された保険金が支払われると信じている(共同幻想)から、リスクを転嫁する為に契約する。

ビットコインも皆が信じる(共同幻想)?

皆が信じる(共同幻想)ことで社会が成り立っているということは、ビットコインも、今は、まだ、疑いの目で見ている人が多数派かもしれないが、ブロックチェーン技術に対する信頼が広まれば、お金と同じように機能していくのでないかと思います。

むしろ、中央銀行の意志で自由に発行されるお金に対する信任が薄らいでいく中で、発行量の上限が決まっていてブロックチェーン技術に対する信頼が高まればビットコインも皆が信じる(共同幻想)として保有されるのではないかと思います。

よくよく考えると、我々の世界は、とても危うい皆が信じる(共同幻想)
で成り立っているのではないでしょうか。


いいなと思ったら応援しよう!