イベントを円滑に進めるための仕切りづくりについて

皆さんは過去に参加したイベントでこんな光景を見たことはありませんか?

・司会者が出てきたと思ったらマイクから音が出ない

・マイクが人数分用意されていない

・映像を見るタイミングで照明が消えたのに、なかなか映像が流れない

・司会者の段取りが間違ってばかりいる

このような段取りの悪さは参加者は敏感に感じるので、イベントの印象の良し悪しに大きく影響します。

せっかく手間ひまかけてイベントを作り上げても、こういった状況が続くとイベントそのものの印象が悪くなってしまいます。

なぜ、このようなことが起きてしまうかと言うと、「仕切りの悪さ」が大きな要因となっています。

仕切りとは、手配や準備のことです。

先ほどの事例でいうと、マイク操作は、リハーサルの段階でPA(音響係)に確認しておけば、マイクスイッチの位置が分かりますし、どのタイミングで音量の上げ下げをするかなどタイミングをあらかじめ決めておけば未然に防げます。

また、マイクの本数が足りないという問題に関しては、事前に会場側に下見の段階で確認すればすむ話なので、完全に準備不足です。

司会者は、当日の流れを把握し、台本や舞台の進行スケジュールにのっとって、プログラムを進めていきます。
段取りを間違えるということは、打合せできちんと確認できていないということです。

イベントでは、どんなに準備をしていても、想定していないような問題が起こります。
そのため、できる限りいろんな状況を想定して備えておくことが、仕切りの良いイベントのポイントになります。

ぜひ、皆さんも意識してみてください。

渡辺 寛之 (Hiroyuki Watanabe)

プロフィール
1994年4月30日生まれ福島県出身。

高校生の時に東日本大震災の経験から人々の心を動かすエンターテインメントの力に魅了される。
大学ではエンターテインメントビジネス学を専攻しイベント制作やビジネスについて学ぶ。

その後、自身の影響力とマネジメント力を高めるために営業会社で働きながら、クリエイター集団hoshizoraにてイベント制作の実務を学び、1000人規模の夏祭りのディレクターを経験。

現在はそのノウハウを活かし、イベント主催者に企画、設計、運営、演出方法をサポートする教育コミュニティ「ココノバ」の代表と社会人サークル「CIRCLE」の運営、ファッションショーの主催を行なっている。


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