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【こういうことなんだ。やっぱり。】
この前、「寒むーっ!」
っておもったら、
なぜか急に「ぶり大根」
が食べたくなって、
そこから、
「めちゃめちゃうまい。ぶり大根」
ってどうやって作るんだろう?
と興味と疑問が湧いたので、
レシピをあさったり
料理雑誌を読んだり
していたのですが、
そこで、「すごいぶり大根がある」
という情報に行きつきました。
それは、
石川県にある旅館で
出される「ぶり大根」です。
作り方が紹介されてたので
読み込みました。
なるほど。
・・・
!
・・・
そういうことか。
・・・
じ〜〜ん。
感動しました。
そして勉強になりました。
そこの主人の方が、
もう30年つくり続けている
ぶり大根です。かなり有名な
その旅館のスペシャリテです。
なんと、3日半かかってつくります。
そして、大根は
3回に分けて煮る液体を変えます。
簡単にいうと、
これでもかってくらい
大きくて、分厚い大根です。
まず、麹と唐辛子で
下茹で。
次は、昆布で2日かかけて
やわらかな火加減で煮ます。
大根は煮崩れすることなく
極限まで柔らかくなります。
そして最後の仕上げは、
提供の1時間前です。
ぶりのカマを煮た煮汁の中へ。
大根を合わせ、味を完成させます。
これだけでも、
「すご…」ってなりますが、
そのほかにも、
ブリカマは、網で
両面こんがりと焼いてから
煮る。すると、臭みが取れ、
焼かれたとこがうまみに変わる。
や、
大根は、太さを揃えるために
真ん中の、均一の太さの
ところしか使わない。
砂糖は使わずに
大根の甘さだけで
味をつくる。
など、
細部に、こだわりぬきます。
一つ一つは細かいことなので、
「それでそんなに変わるの?」
と思うかもしれませんが、
人を感動させる料理って、
こういうことなんだと僕は
思います。
一つ一つの細かいこだわりが
統合されて、
「一つの大きな塊」になる。
もうそうなると、
食材と調味料を合わせたものでなく、
まったく別の、
「新たな存在。」
そういうものが
人の心を揺さぶる。
僕がつくっているミートソースも
いつもそう思いながらつくってます。
ぶり大根にしたって、
形にするだけなら、
「ぶりのアラと大根を甘辛く煮ればいいんでしょ?」
と一言でもまとめられます。
でも、それじゃあ。普段のご飯には
いいかもしれませんが、
わざわざ足を運んでもらって
時間とお金を使って、
食べたくなるほど、
人を感動させることはできません。
やっぱこういうことだな。
ありがとうございます。
勉強になりました!
※
小さなパスタ屋なので、
その日によって混雑状況が違います。
このサイトで、
現在の「待ち」の状況を確認できます。
それと、「整理券」もウェブ上で
発行できるので
「土日」は特にこちらを
ご活用ください。
https://epark.jp/detail/wait/94234
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