#ドリーム怪談 「昏がりの中」
雨の降る夜のことだった。当時中学生の僕は、ゲームのオンラインサービスの有効期限がとっくに切れてしまっている事に気づき、慌ててコンビニに行った。
その日の夜は、友人とゲームをする約束があった。オンラインサービスを買わなきゃ遊べなくなってしまう。
僕はカードコーナーでプリペイドカードを手に取り、レジの順番を待つ。とっとと帰りたくてしょうがない。
外灯の少ない暗い道で、聞こえてくるのはカエルの鳴き声と雨音。野生動物が出ようが人が近くにいようが気づきにくいのだ。
それ以上に、