春だ!シャネルだ!イヌフグリ!
昨日から二十四節気は啓蟄ですね。
寒さが緩んで日照時間が長くなり、土の中で越冬していたサナギや虫たちが動き出す季節。
「啓」はひらく
「蟄」は土の中で冬ごもりをしている虫。
この季節の季語として有名なイヌフグリ。今から薄紫や青の花を咲かせる。花の少ないこの時期、イヌフグリの花粉を求めてミツバチが活動が始める。蟻はイヌフグリの種が大好きで、それを求めて活動を始めるらしい。
地球は、植物と昆虫の絆で出来ていて、それを食べる草食動物からの~肉食動物からの~人間からの~と、ぐるぐる回る生態系。
高浜虚子の謳、「犬ふぐり星のまたたぐ如くなり」
冬を超えて薄紫の花が咲き始める様を、宇宙の始まりに例えている気がする・・・ってあなたはいうじゃなーい?・・・・それって大げさすぎますからー。
<服を選んで着ることは日々の創造!?>
他の生命体と比べて人間の最大の役割って何なななななんだ?それは唯一前頭葉を作ってしまった種として発揮できる創造性という能力なのだろう。
服屋のおっさんが思うところでは、どんな服を選んで買うのかは創造力だし、今日何を着ようかと考えるのも創造力。ということは、服を着ることは創造性の賜物であり、それは生きる事なんだ!・・・・・・ってあなたはいうじゃなーい?・・・・それって大げさすぎますからー。(By ギター侍)
お絹:「それじゃあ何かい?着物を着るってーのは、おまえさん ”生きる”ってことなのかい?」
長屋住まいの亭主:「あたぼうよ。腕によりをかけて、お前に似合いそうな反物かき集めて借りてきてやったんだ。その中から好きなもん選んで仕立ててもらいな。この暗い長屋にもなー、一輪の花を咲かせようじゃねーかって寸法よ。」
お絹:「お前さん、見直したわよ。あたしゃ、あんたと一緒になって初めて良かったと思ったわよ。」
亭主:「よせやい、照れるじゃねーか。えっ?初めてって、今まで一回も思ったことがないのかい????」
シャネルの2021秋冬コレクション
シャネルは、パンデミックで意識を縮ませるな!とばかりのコレクション。スパンコールのインナーにスパンコールの羽織!
コロナで意識がシュリンクするなら、同体の服で自分も周りも輝かせよう!と言ってる気がした。シースルーの多用も、素の肌で勝負しようよと言ってるように思えた。総じて、ボトムをボリューミーにして、人間の存在感を際立たせている。
意識と服(カラダ)は同体!
ブラボー!みんな大好きだよ。
・・・・だんだん壊れてきた。