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【対談】グループ間の社員がいる組織の採用活動の実態

こんにちは!HR編集部です。
今回は、私たちの採用活動について一部、モール事業部メンバーとの対談も含めながらご紹介していきます。


1.Rise UPの採用活動について(HRグループが行っていること)


 Rise UPの採用活動は各部署が採用権限を持っており、事業や組織の成長に合わせた人材の採用を行っています。その為、HRグループでは各部署と連携し、円滑に人材獲得が行えるように採用活動のサポートに日々取り組んでいます。
基本的に、書類選考や面接においては各部署にて実施していますが、採用手段や母集団形成など雇用形態や緊急度などを鑑みた採用手法の選定や、総体評価ではなく採用要件とマッチした人材を早期に採用できるように部署とのすり合わせを密に行いながら、叶えたい目標・目的に沿った採用活動に取り組んでいます。

【前期21期入社者の実績】
 中途正社員:32人
 中途非正規:99人
 
合計131人のメンバーがRise UPへ入社し、事業の成長に伴って組織の拡大がされてきた中、特に成長著しいのが、モール事業部です。

2.モール事業部の紹介


モール事業部は2022年7月1日に発足し、当時は4名程の小規模メンバーでスタートした部署になります。
発足して間もなく、グループ会社であるT-Gardenより出向してきたメンバーと社内の組織異動により9名体制となり、現在では15名程(発足時の約4倍)が在籍する部署となります。
業績としても右肩上がりで、事業×人材=成長が体現できている組織の一つです。
特に他の部署と大きく違うのが、Rise UPの既存社員だけでなくグループ会社からの出向者、また雇用形態も正社員、契約社員、アルバイト、派遣と幅広く様々な役割を全うされている方が在籍しており、企業間の文化の違いや、所属しているメンバーのマインドもそれぞれ違う状態の中で成果を生み出し続けています。
そんなモール事業部を、”採用”をテーマに対談形式でひも解いていきたいと思います。

3.HR✖️モールの採用活動についての対談


野澤 晃泰(ノザワ アキヤス)2011年10月 T-Garden入社。
2023年8月Rise UP入社 モール事業部マネージャーとして事業と組織の構築に貢献。
最近のトピック:ディズニーランドに朝7時から並んで1日満喫。
またポケモンカードのチャンピオンズリーグ京都に出場します。
北川 美奈(キタガワ ミナ)2020年11月 T-Garden入社。2022年8月Rise UP出向。
店舗運営・広告配信や販促企画担当。
最近のトピック:可愛いアイドルの動画閲覧・焼肉屋さん巡りです!
櫻井 亮太(サクライ リョウタ)2023年4月16日 Rise UPへ入社。
店舗運営、広告配信や販促企画、店舗倉庫の在庫管理などを担当。
最近のトピック:ロードバイクで琵琶湖や淡路島を一周走ったりしてます!
その他はスキューバダイビング、ドライブなどなど多趣味でプライベートも満喫してます!
相馬 妃芽子(ソウマ ヒメコ)2019年4月1日 T-Gardenへ入社。2022年8月1日Rise UPへ出向。
キャンペーン企画や広告、店舗運営を担当。
最近のトピック:新橋の行きつけのお店から酒粕を大量に頂いたので味噌汁やかす汁を作ってます! ふるさと納税で辛子明太子と生ガキ各2kg、うどん72人前も購入☆(笑)
脇田 虎太(ワキタ コオタ)2022年6月1日入社。
Corporate本部 HRグループ所属 中途採用業務をメインとし、エージェントと部署の関係構築や応募者対応など誠意のあるコミュニケーション力を武器に活躍中。
最近のトピック:土日は娘の通うバレーボールクラブにコーチとして参加しています。

Q 改めてモール事業部ってどんな部署か教えてください!
野澤:ECモールの運営(楽天、Amazon、Yahoo!など)を実施している事業部です。店舗としては12店舗程運営しています。屋号としてはモアコン、ホテラバ、ボナンザで運営しており、カラーコンタクトレンズを販売しています。
それに伴い広告・販促企画や商品の在庫管理や各提携のプラットフォームをそれぞれのメンバーが担当し、さまざまな施策について起案から実施まで全て行っています。
モール事業部の特色としては、T-GardenとRise UPの合同事業部で組織されて入れている部署になります。

Q 雇用形態が違う方やグループを横断して出向しているメンバーもいらっしゃいますが、その経緯や背景と大変さなどはありますか?

相馬:私は出向組なので後から組織に入った形なのですが、当時のRise UPのメンバーが4名で10店舗以上の運営をしており引継ぎが本当に大変でした。
人間関係も東京と大阪にそれぞれ在籍しているので、同じ仲間でありながら人となりも分からない中で質問も気軽にできない状態だったと思います。時期的な関係で催事業務も出てきたりして完全引継ぎまでに時間がかかりましたね。

野澤:文化の違いもあったなと感じてます。例えば、Rise UPの文化としては過程も大事、T-Gardenは結果・個人主義の色があるので組織に入った際はお互いに理解しあう事が非常に大事だなと感じました。
それぞれの文化の違いも理解することが大切であると認識していたので良い形で融合できるように、まずはメンバーの心の面で余裕が作れるようにしました。具体的にはどのような業務があるのか、またその業務にかかる時間、そして個々の残業時間など煩雑になっていた業務を分析し、少しづつ担当や役割を明確にすることで漠然と費やしていた時間をお互いのコミュニケーションがとりやすい状態に変化させていきました。

Q その結果、組織としては今どんな状態ですか?またどんな組織づくりを意識されていますか?

野澤:関係性は良好で、それぞれが気を使うことなくスムーズなコミュニケーションをとってくれているので、どんなことを考えて行動しているかもそれぞれが理解して業務ができていると思います。
組織づくりにおいて大切にしている事については、まず何をするにも人がやることなので、それぞれの能力が発揮できることを意識していますね。

また各店舗の担当者は今の状態を一番わかっているので、なるべく本人の意思を尊重しています。
ただ任せるのではなく健康指標(広告・販促予算の状態など)も設けているので、大きなリスクが伴わない限りは、裁量権をもって自由にやってもらうことが本人にとっても、部署の成果としても出ると感じています。

相馬:野澤さんが業務を任すタイミングは凄くわかりやすいです。例えば、仕事に対する考え方、判断ができるまでは細かい部分の理解度や過程をしっかり見て、任せられるなってなったタイミングで「じゃもうこれはお願いするね!」って感じで良い意味での丸投げをしてくれますね(笑)

Q そういった環境で皆さん活躍されていますが、雇用形態問わず、採用において何か大変なことは有りますか?
北川:私はこれまで採用における選考自体行ったことがなかったので他の企業で経験された求職者の方のスキルや人物面などを見る部分が本当に大変でした。始めた当時は野澤さんとかなり相談していましたね!

櫻井:私は大変というよりも大切にしていることになりますが、アルバイト採用においてはスキルや最低限の実務経験は見るものの、「一緒に働きたいか」と思えるかを大切にしていますね。あとはこちら側が選ぶだけでなく、求職者の方もRise UPに入社したいなと思ってもらう事が大切だと思っています。

Q 選んでもらう為に行っている事や大切にしているポイントはありますか?

櫻井:そうですね。面接の際には、入社した後にどんな仕事をしてもらうのかは説明がないとイメージできないので、面接の際に細かく業務内容を説明をして認識の祖語が生まれないようにしていますね。

北川:私は求職者側の皆さんは何かしら現職に不安があって転職活動している方が多いと思うので、その不安や不満を伺ってRise UPではどうなっているかの実態も説明をしていますね。
その他は相馬さんも同じ気持ちでやっていただいてると思いますが、堅苦しい面接にならないようにフランクで対話することを意識していますね。

相馬:そうですね!それは毎回意識していますね!

Q HRでは中途採用を進める中で大切にしているポイントってありますか?

脇田:やはり一番はモール事業部の方が本当に欲しい人材を採用できることを意識していますね。
担当エージェントの方に、求職者の方に応募いただく為の求人の魅力を伝える事であったり、具体的には採用背景や入社後の期待している事、どんな能力やマインドが必要かを細かくすり合わせてターゲットに合った方をご紹介いただけるようにしています。
あとは市場動向の情報なども現場の皆さんに伝えて選考時のハードルが高まっていたり、逆に低くなり過ぎていないかを確認しながら、条件面の軌道修正や選考の際に迷いなく判断できるようにサポートすることを意識していますね。

Q 実際に採用条件について軌道修正などはありましたか?

北川:ありました!母集団は形成できていたものの、書類通過率が悪く、通過した方でも面接通過率も低い状態が続いていた時に、HRとの打合せの際に採用条件の整理と選考する判断基準を改めました。
はじめに設定していた条件のハードルが高くて、市場にそこまで存在していなかったり限定し過ぎて応募に至らないなどの課題がありました。会話の中でRise UPのモールでやって欲しいことって何か?を改めて見直した事で、改めて要件を整理でき、確度の高い母集団や通過率の改善に繋がって本当にありがたかったですね!

Q 実際にそういった試行錯誤する中で現在採用されて活躍されている方はいらっしゃいますか?

野澤:それでいうと櫻井さんですね!
櫻井:そうですね!私もまさにその流れで採用していただいたのですが、応募当初はモアコンタクト事業部の運用ポジションに興味があって志望しました。
野澤:櫻井さんはそちらに応募されてたのですが、経歴を見て是非モールの求人にも応募いただきたくHRを通じてエージェント側に意向を伺って選考を進めましたね。そうした経験もあったので、HRとの打ち合わせの中で改めて櫻井さんをモデルケースに目線合わせをしたりもして選考過程で改善ができました!

Q 選考については決まった方が実施していない印象ですが、それには理由がありますか?

野澤:メンバーの皆には自らチームを創っていく事を意識してほしいと思っているからです。共に働くメンバーにはどんな人が必要なのかを改めて考えて実際に採用することに関わってほしいと思ってほぼ全員で実施しています。

Q 採用活動に参加することで意識の変化はありましたか?

相馬:めちゃくちゃありました!書類選考や面接で多くの方から応募いただいてる中で、お見送りになる事も多いので、今働いてもらっているメンバーのありがたさを感じる機会になりましたね。また改めて自分がこのチームで本当に必要な存在なのかを考えるようになりました。仕事への向き合い方も良い方向に変わってきたと思います。

北川:当事者意識が目覚めましたね!今までは自分が採用してきたわけではなかったので、もし入社された方とそりが合わなかった時に「自分が採用したわけじゃないしな」とその方への対応やコミュニケーションをとるのも採用した方に押し付けて他責になっていたかなと思います。
任せていただいたおかげで、自分が採用した後のことまでをイメージして選考ができたことが本当に良かったと思います!

櫻井:自分が採用側に入ることで、求職者のスキルや経験を知ることで、今の自分が世の中でどのような立ち位置なのかを客観視できるようになりましたね。そのお陰で自分に何が足りないのかということも考える機会にもなっているので自己成長に繋がるきっかけになると感じています。

Q HRではモールのような、全員が採用活動に参加する取り組みについてどのように考えていますか?

脇田:他の部署では限られた人しか採用に参加しないケースが大半なので、先ほど北川さん、相馬さん、櫻井さんが仰っていただいてくれたことが自然に生まれている環境が凄く組織の文化醸成に良い影響を与えてくれているなと感じています。

今のRise UPの採用方法は年度の始めに採用計画があって活動しているわけではなく、各部署からボトムアップで採用計画が上がってくる流れになっていて、より自分たちがどんなことを部署で成し遂げたいのかなど考えた上で採用活動をしています。
モール事業部のような全員で採用活動に参加できる環境は、想いをもって採用活動に取り組まれている状態だと思うので、より求職者の選考への責任感だったり、入社後に共にどう事業成長させたいかを考えてもらえるきっかけになっていると感じています。
また面接官を通して自己成長に繋げられる機会があるということを改めて気づかせてもらいましたね!

Q 採用活動全体で、HRとモール事業部が互いに協力してよかったことはありますか?

北川:勝手なイメージだとHRからは「募集している条件に合う方から応募がきました。」くらいのやり取り、対応で求職者を紹介して終わり。みたいなイメージを持っていましたが、実際はRise UPにマッチした人やモールに必要な方を考えて私たちと一緒に考えてくれていると思います。採用要件の打合せをしてくれた事から選考において大切な事もアドバイスをいただいたり、モール事業部の一員のように必要な方を探してくれた事が本当に良かったです。

櫻井:HRが求職者の意向確認や意思決定に関わるポイントなどを聞き出しながら、懸念を考慮した面接ができるようサポートしてくれていて、見えない部分まで対応してくれていると感じています。

野澤:テクニック的な部分だと、母集団を増やすための条件面の間口を広げる方法を知れたのが良かったのと、脇田さんと会話の中で本当に必要な人ってどんな方だったっけ?と振り返ることで自分たちで気づけていなかった人物像を明確化できたことは採用活動における大切なポイントだったので本当に良かったと思います。

Q みなさんのお話から、HRと採用部署が自分たちの領域を限定せず取り組むことで、より質の高い採用活動が実現できていると感じました!最後にHRから今後の採用に対する想いを教えてください

脇田:モール事業部だけではありませんが、採用活動中の各部署に本当に必要な人を採用し活躍してもらうようにしていく事ですね。
選考過程で判断に迷ったり、もっと良い方がいるのではと相対評価してしまう傾向をなくし、現場の面接官の皆さんが気持ちよく採用活動をしてもらえるようにサポートができたらと思います。

4.あとがき


モール事業部はグループ会社を横断したチーム構成の中、T-Gardenからの出向メンバーもRise UPの組織風土、文化を理解しながら一緒に働くメンバーの採用に真摯に向き合っており、また一部のメンバーだけが考えているのではなく、全員で採用活動に参加する事でそれぞれの成長の糧にしてくれている事を今回の対談で知ることができました。
今回の取り組みを多くの社内メンバーに知ってもらうことで、今後の採用活動に活かしRise UPをさらに盛り上げていきたいですね。
モール事業部の皆様、ありがとうございました!